
休憩中、スタバ帰りのYutaka Kobayashiさんに聞いたオモハラの今昔
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。それぞれの街の楽しみ方を紐解くスナップ&インタビュー企画。その人それぞれの表参道・原宿に関する、パーソナルな今日のことと昔のこと。街行く人のそれぞれの視点を通じて“オモハラ観”を覗く。
今回オモハラについて語ってくれたのはYutaka Kobayashiさん
住んでいるところ:東京都・世田谷区
年齢:28歳
職業:アーティスト・NOAH スタッフ
オモハラエリアの好きな場所:
NOAH CLUBHOUSE
TRUNK(HOTEL)
Prov
Instagram:
@yutakareidoscope
@newsletter_jpn
NOW:今日はオモハラへ何しに?
仕事の休憩中で、スタバ(スターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店)で作業をしていました。僕は作品の絵を描いたり、自分のアパレルブランドのデザインのラフ、モックアップを描くんですが、席数が多く程よく落ち着ける雰囲気が使い勝手が良くてちょうどいいんですよ。
アーティスト活動をメインに、週の数日、原宿のNOAH CLUBHOUSEで働いています。友人、知人、いろいろな人が訪ねて来てくれるし、スタッフ同士で刺激をもらったり、僕にとって感性が交流する場でもありますね。
TRUNK(HOTEL)のラウンジもイベントや展示、作業しに行くことは多いです。どちらの場所も、表参道・原宿の街に居ながら、海外に目を向けている人が多く集まる場所と言えるかも。そこでの出会いやコミュニケーションにたくさん刺激を受けています。
THEN:初めて表参道・原宿に来たのは?
小学生高学年の頃ですね。当時、今のJORDANがあるところらへんに、サーフィン、スケートボード、スノーボードをメインに取り扱う「ボードライダーズ」のショップがあって、そこに親父に連れて行ってもらったのが最初です。
それまで、親が使っていた板でスケートボードをしていたんですけど、初めて自分の一枚を買ってもらったのが思い出に残っています。「ELEMENT」というブランドのスケートデッキだったんですが、たぶん当時はめちゃくちゃ嬉しかったんじゃないかな。小さいながら、人がたくさんいるなーという印象は今も変わらないですが、今はよりツーリスト主体の街になっている気がしています。
そんな中で、昔ほど多くはなくなってしまったけど、今でもかっこいいスタイルを保ち続けている人がいる。それを感じるのは僕が働いているNOAHもそうですし、スケートボードショップのProvやSUPREMEの先輩たちだったり、ラルフローレンのスタッフの方々も、世界観ビシッとキマっていてカッコいいと思いますね。
今では原宿で10年近く働いているので、顔馴染みが街に増え、友達が会いに来てくれたり、僕が友達に会いに来る場所になりました。ここにくれば誰かしらに会えるし、今や僕にとって安心できる街です。
MASSAGE TO FAVORITE:表参道・原宿の好きな場所に一言
NOAHが定期的に行っている朝のクリーンアップでも交流のあるショップProv(プルーヴ)はリスペクトです。スケートブランドを中心に展開するセレクトショップなんですが、働く人や集まる人たちがみんなスケートボードを軸として好きなことに真っ直ぐで、芯のあるお店だと思っています。
Tシャツのアートワークも描かせてもらったり、お世話になってます。これからもよろしくお願いします。
◆Photo by Yutaka Kobayashiさん/オモハラでの3枚

普段から原宿に慣れ親しんでいるYutakaさん。以前NOAH スタッフとしてOMOHARAREALの読書企画「私の1冊」に出演してくれたこともある。そんなYutakaさんがたまたま休憩中のところをキャッチ。快く撮影に応じてくれた。
この日、Yutakaさんがオモハラの街で撮影したのは、行けば誰かしら仲間たちのいるTRUNK(LOUNGE)、自身が働くNOAH前でスタッフと地域の人とが交流する一幕、そして帰り道、表参道のローソン前でハングアウトするシーンの3枚。Yutakaさんの人柄と原宿を拠点に働く醍醐味が詰まったような3カットを寄せてくれた。
最近ではアーティスト・イラストレーターとしての活動を広げ、アートワークの提供やTRUNK(HOTEL)での二人展、自身のブランド「NEWSLETTER」の立ち上げと絶好調だ。今後も表参道・原宿のカルチャーを盛り上げる一人として応援したい。
Text & Interview:Tomohisa Mochizuki
Photo:Tota Mizutani

- オモハラリアルスタッフ
OMOHARAREAL編集室