
花を持って表参道を行く、櫻さんに聞いたオモハラの今昔
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。それぞれの街の楽しみ方を紐解くスナップ&インタビュー企画。その人それぞれの表参道・原宿に関する、パーソナルな今日のことと昔のこと。街行く人のそれぞれの視点を通じて“オモハラ観”を覗く。
今回、オモハラの今昔を語ってくれたのは櫻さん
住んでいるところ:東京都・荒川区
年齢:20歳
職業:学生
オモハラエリアの好きな場所:
PLAY from MUNSELL
ヴィヴィアン・ウエストウッド RED LABEL Concept Store ラフォーレ原宿店
猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅店
Instagram:@sknrqx
NOW:今日はオモハラへ何しに?
目的は決めずに買い物に来ました。今日は、LUSH(LUSH 原宿店)に行って、そのあと花屋で花を買いました。写真を撮るのが好きで、自分でも作品を撮影したりしているんですが、撮影用に花がほしかったので購入しました。
表参道・原宿だと、今日も買ってきたんですがPLAY from MUNSELLでお花を買うことが多いですね。ここは好みの形をした花屋、見たことがない珍しい花がたくさん売っている気がします。
ヴィヴィアンが好きなので、ラフォーレのショップは必ず寄っているかもしれません。普段この辺に来るときは買い物メインで飲食店に寄ることは少ないですが、原宿駅の中にある猿田彦珈琲(The Bridge 原宿駅店)は買い物の前後、一息入れたいときに場所的にも寄りやすくてちょうどいいです。
THEN:初めて表参道・原宿に来たのは?
地元が東京なので、たぶん幼稚園くらいの頃から親に連れられて竹下通りとか来ていたと思います。はっきりと意識して覚えているのは小学校高学年〜中学生くらいのときですね。
H&MやFOREVER 21などファストファッションブランドが原宿周辺にたくさんあった頃で、古着屋さんとファストファッションブランドに友達と電車で服を買いに来ていたのが思い出に残っています。今も原宿にあるZARAにもよく行っていました。
当時はトレンドの最先端を追って原宿を訪れていました。何か新しいものが体験できる場所。今は自分の好きなもの、目的のために来るようになったことが自分の中での街に対する変化なのかもしれません。好きなものを探しに来て手にできる街だと思います。
MASSAGE TO FAVORITE:表参道・原宿の好きな場所に一言
ヴィヴィアン・ウエストウッド(RED LABEL Concept Store ラフォーレ原宿店)ですね。今日もキャップとネックレスを着けているんですが、唯一と言っていいくらい、自分にとってはなくてはならないブランドです。
原宿らしさも感じるし、このエリアに来るときは自然と身につけているし、街にも似合う気がします。なので、好きです(笑)と伝えたいですね。
◆Photo by 櫻さん/オモハラでの3枚
冬らしい寒い日が続き、足早に人が過ぎ去っていく表参道。気温が下がると、なかなかスナップする人がつかまらなくなることが分かってきたこの頃。この日もいくつか撮影ポイントを変えるも空振りが続く。
そんな中、花を持ちながら、ヴィヴィアン・ウエストウッドのキャップが際立つ櫻さんを表参道で発見(しかも似合う)。そっけなくあしらわれることも多いけど、櫻さんは足を止め、親身にちゃんと話を聞いてくれた上で撮影もOKしてくれた。優しい〜。
カメラを片手に持っていたので、聞いてみると写真作品を制作しているという。普段は花など静物を撮ることが多いという、櫻さんが撮ったオモハラの3枚はムードがあっていい感じ。表参道の電話ボックス、WITH HARAJUKUからの景色、そしてオモハラエリアに点在する「X△G」 の標識。これは知ってる人も多いかもしれないが「BATSU-ART GALLERY」を表している。目の付け所が鋭い櫻さんのセンスの良さを感じる写真だ。
Interview & Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:Tota Mizutani(OMOHARAREAL)