いつか明るい朝が来る事を信じている
南青山5丁目、小原流会館 B1FのOtherwise Galleryにて、尾花賢一による新作展「Daily」が開催される。2025年1月17日(金)〜2月22日(土)まで。
尾花賢一は、1981年群馬県生まれ。現在は、秋田県を拠点に活動するアーティスト。人々の営みや、伝承、土地の風景や歴史から生成したドローイングや彫刻を制作し、 虚構と現実を往来しながら物語を体感していく作品を探求している。
“覆面を被った正体不明の男”を形取った作品を通して、表には出てこない彼らの哀愁と物語を表現している尾花。本展では、そんな「覆面男」のレリーフ状(浮き彫り)の新シリーズを披露する。
「彼らは主人公にはなれないけれど、ひとりひとりが淡々と日常を過ごしている。表舞台に立つような華やかな存在ではないけれど、彼らの不器用で愚直な生き方も大きな魅力にあふれている。」(アーティスト公式サイトより抜粋)
個が強調され、”特別な何か”を掲げることが重要かのように言われる現代。尾花が生み出す「覆面男」は、変わり映えのない日常こそアートであることを思い出させてくれるはず。作品を通して、肩肘張らなくても良い”前向きさ”を感じてみてほしい。
■概要
尾花賢一 “Daily”
開催期間:2025年1月17日(金)〜2月22日(土)
開催場所:Otherwise Gallery
住所:東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1F
電話番号:03-3797-1507
営業時間:12:00-19:00
定休日:日・月・火
■画像クレジット
画像1.
「ほのかに」
2024年
ジェルトン、アクリル絵具、H39×W22 ×D3 cm
>>EDITOR’S VOICE
ギャラリーから徒歩1分。アニエスベー ギャラリー ブティックでは、大山エンリコイサムスタジオディレクションの特別展が開催中。「フランスのストリートアート」をテーマにした13冊の書籍を通して、ストリートの概念を新たに綴り直していく、興味深い展示です。
※敬称略
Text:Rumi Hasegawa
INFORMATION
南青山・Otherwise Galleryで、尾花賢一の新作展「Daily」が開催 “覆面男”の生き方に光を当てる
- 住所
- 東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1F
- 電話
- 03-3797-1507
- 営業時間
- 12:00-19:00
- 定休日
- 日・月・火
- 開催期間
- 2025年1月17日(金)〜2月22日(土)
- 長谷川瑠美
外部ライター