DJの仲間のイベントに遊びに来たTemmaさんに聞いたオモハラの今昔
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。それぞれの街の楽しみ方を紐解くスナップ&インタビュー企画。その人それぞれの表参道・原宿に関する、パーソナルな今日のことと昔のこと。街行く人のそれぞれの視点を通じて“オモハラ観”を覗く。
今回、オモハラの今昔を語ってくれたのはTemmaさん
住んでいるところ:愛知県 名古屋市
年齢:26歳
職業:ラッパー・ショップスタッフ
オモハラエリアの好きな場所:
ストリーマーコーヒー
サンタモニカ
表参道の喫煙所のいずれか
Instagram:@temma_____
NOW:今日はオモハラへ何しに?
今夜、渋谷で仲間のDJがイベントに出演するので、名古屋から遊びに来ました。以前は、東京に住んでいたので良く来る場所だったんですが、今はイベントに合わせて来ることが多いので1,2ヶ月に1回くらいの頻度で来ていますね。
クラブイベントの前にちょっとおしゃれ挟むのがちょうどよくて、街並みもリラックスできる場所なので都内に来たら必ずこの辺はウロついています。
渋谷からキャットストリートを通って、表参道に抜けて喫煙所に寄る。そして裏原の方まで散策するコースが個人的にお気に入りです。道すがらコーヒー屋さんや古着屋に寄ってみたり気分に合わせて行くところが変わります。
特にお気に入りは「ストリーマーコーヒー(STREAMER COFFEE COMPANY BARISTA PRO SHOP HARAJUKU)」と、もう表参道にはなくなっちゃったんですけど古着屋の「サンタモニカ」です。外せないショップですね。
THEN:初めて表参道・原宿に来たのは?
高2のとき、一人で夜行バスに乗って6時間半かけて来たのが最初です。その時、歌モノの企画オーディションがあって、自分歌手になる夢があったんですけど、応募したら通っちゃったんですよ。それで、青山にある会社に呼ばれて面談することになって、夢を追って原宿に来たのがいちばん最初でした。
まじで右も左もわかんなくて、原宿と表参道を歩いたんですけど、デカいルイ・ヴィトンのショップにビビったり、歩く人のスピード速っ!みたいな。みんな「しゃれとる」って思いながら言われた場所に向かっていったのを憶えています。なぜか、街行く人全員デカく見えました(笑)。
オーディションはうまくいって、それからしばらく学校行きながら名古屋-東京間をボイトレで行ったり来たりしていました。
上京してきてからはLOTUS(ロータス)近くの韓国料理屋でバイトしてました。そこでも良くしてもらったので僕にとっての表参道・原宿は夢を後押ししてくれた街です。今でも、地元を拠点に音楽も続けているし、その頃よりも胸を張って歩けるようになった気がします。
MASSAGE TO FAVORITE:表参道・原宿の好きな場所に一言
古着屋のサンタモニカの店員のお兄さんに感謝を伝えたいです。当時、ことあるごとにそのお兄さんに話しに行ってたんですよ。古着買うフリして、実は話すのが目的みたいな。ちょっと寄っただけでもめちゃくちゃウェルカムしてくれて。彼女できたときも紹介したりして(笑)。兄貴みたいな存在でしたね。
嫌な顔ひとつせず、僕の話に付き合ってくれて、夢を後押ししてもらった人です。おかげで今があります。本当にありがとうございました。
◆Photo by Temmaさん/オモハラでの3枚
仲間のイベントのために名古屋からやってきたナイスガイのTemmaさん。どことなくY2Kな匂いを感じさせる彼は真摯に音楽と向き合う、仲間思いな熱い人だった。もともと撮影スタッフと同郷の馴染みで、撮影日、偶然東京に来ていて連絡を取っていたそう。撮影しているスタッフがいる現場に様子を見に来てくれたことがきっかけで取材に至った。仲間が仕事している姿を見て思わず写真を撮ってくれたそうだ。
同日、別の友人と喫茶店(北青山のルノアールというのもシブい)で将来の話をしていたら、照れ臭くなって酒を飲みに行く直前の様子と、246沿いを走っているタクシーの窓から東京を感じている写真を送ってくれた。そんな仲間への愛に溢れたTemmaさんが直近(12月13日)で新しい曲をリリースしたそうなのでチェックしてみてほしい。
Interview & Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:Tota Mizutani(OMOHARAREAL)
- オモハラリアルスタッフ
OMOHARAREAL編集室