記憶と感情、表裏一体
神宮前3丁目・とんちゃん通りにある、米原康正がキュレーションするギャラリー・tHE GALLERY HARAJUKUにて、アーティスト・才東ヒャッカによる個展「気付かれない呪い」が開催。日程は2024年11月29日(金)〜12月8日(日)。初日の18時からは、オープニングレセプションが予定されている。
才東ヒャッカは、2001年生まれの現代アート作家。“オタク的感性に基づく少女に対する愛情表現”と“自身の心の内だけでは消化できない感情を吐き出したいという欲求”を制作のコンセプトとしている。また、制作の目標として、言語化するのではなく鑑賞者と作品が“感覚”で繋がる、「真の共感」を掲げる。
本展では、アクリルガッシュ(マットな質感と不透明性をもつ絵具)で描かれた原画作品を展示・販売。ノスタルジックな風景の中に少女が描かれ、一見穏やかな才東ヒャッカの絵画。だが、作品には「許せないことに対する怒り」をはじめ、激情とも言えるテーマが込められている。すなわち、作品群が奥深くに隠し持つのは、タイトルと同じく“気付かれない呪い”。そして、鑑賞者の“記憶と感情”に呼びかけるような作品になっている。
キュレーターの米原康正は、
「同じ人の顔を見て『きれい』と思う人もいれば『冷たい』と考える人もいる。(中略)その表情を見て何を考えるのか?解釈のバトンは僕たちに渡される」(一部抜粋)
とコメントを寄せている。才東ヒャッカが描く、一見笑顔にも見える少女の裏にはどんな感情が、どんな“呪い”が隠れているのか。煌びやかなイルミネーションが至る所に施され、華やかなムードに包まれる冬のオモハラの街。だが、光と闇は表裏一体。光輝く街で、行き場のない思いを抱えて歩くこともあるだろう。そんな時こそ、静かに激情を吐き出す才東ヒャッカの作品を鑑賞してほしい。
■概要
才東ヒャッカ個展 “気付かれない呪い”
開催期間:
2024年11月29日(金)~12月8日(日)
開催場所:
tHE GALLERY HARAJUKU
住所:
東京都渋谷区神宮前3-20-21 ベルウッド原宿1階-C
電話番号:
03-6447-2284
営業時間:
11:00〜19:00
休廊日:
12月2日(月)・3日(火)
■オープニングレセプション
開催日時:
2024年11月29日(金)18:00〜
開催場所:
tHE GALLERY HARAJUKU
>>EDITOR’S VOICE
tHE GALLERY HARAJUKUから徒歩5分。ラフォーレ原宿で、クリスマスシーズンを盛り上げるイベント「LAFORET CHRISTMAS 2024」が2024年12月25日(水)まで開催中です。米原康正が「+DA.YO.NE.」ブースを出店している「愛と狂気のマーケット」でもポップアップが複数展開されます。ホリデーシーズンの高揚感を味わいに訪れてみてください。
INFORMATION
tHE GALLERY HARAJUKUにて才東ヒャッカ 個展「気付かれない呪い」が開催 作品の奥に隠す呪いとは
- 住所
- 東京都東京都渋谷区神宮前3-20-21ベルウッド原宿1階-C
- 電話
- 03-6447-2284
- 営業時間
- 11:00〜19:00
- 定休日
- 月・火曜
- 開催期間
- 2024年11月29日(金)~12月8日(日)
- オモハラリアルスタッフ
OMOHARAREAL編集室