都市とフィールドが交差する ブランドの魅力を具現化した新店舗が誕生
神宮前6丁目の明治通り沿い。「サロモン(Salomon)ストア 東京 渋谷」が旧店舗の向かいのビル1Fに、2024年11月8日(金)から移転拡大リニューアルオープンした。
サロモンといえば、トレイルランナーはもちろん、ファッションラバーにとっても必須のアイテムとなって久しい。特にスニーカーはスペックの高い機能性と、洗練されたデザインが支持され、ジャンルやカルチャーを超えて、さまざまなファッションスタイルであふれる表参道・原宿の街の足元を彩っている。そんなサロモンの直営店として、移転リニューアルを遂げた「サロモンストア 東京 渋谷」内覧会の様子をレポートしたい。
オモハラシティハイカー必見!都市と自然が交差する、リニューアルした「サロモンストア 東京 渋谷」をレポート
日々表参道・原宿を歩き回っている自分もその履き心地の虜だ。表参道・原宿エリアは意外と坂が多い。地形的にも特に渋谷、原宿から青山へと抜けていくには建物や歩道橋など、高低差と入り組んだ道、材質の違う路面、まさに“シティトレイル”である。
都市的にタフな環境でも、ばっちりフォローしてくれるサロモンは、この辺りを行動範囲とする自分のようなオモハラニストにとって必携のアイテムと言えるだろう。
旧店舗と通りを挟んで向かいに新たにオープンした新店舗は外観からも分かる通り、ガラス面積が多く、より開放的な面持ちに生まれ変わった。
地上1階・2階の2フロアで構成され、売場面積は約2倍に拡大。1階では、同ブランドの技術の粋が詰まったランニング・アウトドア向けのシューズを中心に取り扱う。石が積まれ、ベンチや柱には木材があしらわれている。
トレイルランニング用のベストは、ファッション感度が高い人たちにも人気。野外フェスなどでも見かけることが多い。サロモンのアイテム全般、本来の用途であるアウトドアフィールドだけでなく、そのポテンシャルを都市生活の両面で発揮しているというのが、このブランドの魅力だと思う。
2Fへと続く階段前にはブランドのヒストリーが記されている。今でこそ、サロモンは一般的に普及したけど、始まりはスノースポーツ。
フランソワ・サロモンとその妻ジャンヌ、息子ジョルジュによってスキーエッジの製造を始めたこのが原点だ。ブランド名は創業者の名前というわけ。すっかり忘れてしまっていたけど、確かに子供の頃はサロモンと言えばゲレンデで見ることが多いブランドだった。
2階では、都市部のユーザー向けに設計され、機能性とデザインを両立させた「スポーツスタイルライン」のラインナップを展開する。アパレルやスモールグッズも充実。
近年注目を集めているのが「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」とのコラボ。人気が確約された両者のコラボの最新コレクションが並んでいた。おそらくオープンしてすぐなくなってしまうのでは。と、広報担当者が話してくれたがいかに!?
原宿という都会の中心にありながら、自然の中にいるようにゆったりと買い物が可能な1Fは、山の尾根や森林をイメージさせつつ洗練された空間となっていたが、2Fは一転してソリッドかつ都市との繋がりを感じる空間。抜けの良い街を見渡す景観の中、洗練されたアイテムが並ぶ。
原点である、スノーブーツやスノーボードが固められた什器。ブロックが積まれたディスプレイなど。ソリッドな質感のマテリアルが使用され、1Fとのコントラストを生み出していた。
階段通路にある大画面のサイネージには、最新のキャンペーンムービーが流され、没入感を高めてくれる。
もともとの、コンクリートに覆われた堅牢な移転前の店舗の雰囲気も好きだったが、新しい店舗の解放感あふれる雰囲気もとても気持ちが良かった。
向かいにあった旧店舗。こちらもサロモンらしさを感じられてカッコ良かった。
同日夜には、店舗にてリニューアルオープンのレセプションが開催。TRUNK(HOTEL)ではパーティーが並行して行われ、多くの来場者で賑わった。サロモンの人気と期待の大きさがうかがえる。
DJやケータリングで盛り上がる店内。外に出てあらためて、ウィンドウに目をやる。あれ?昼間の内覧会に、マネキンなんてあったっけ?と思ったら、、、?
なんとリアルなモデルさんがショーウィンドウに入っており、いきなり動いてびっくり。といった演出も。
1Fと2Fで自然と都市を行き来する。まさにサロモンのブランドの魅力であるハイブリッドな特性を具現化し、その世界観に没入することができる新店舗に生まれ変わっていた。ぜひ、お気に入りのアイテムを手に入れて、オモハラシティハイクに繰り出してほしい。
本日オープン初日、営業前には行列もできていた。狙っているアイテムがあったら早めに店舗に行ってみることをおすすめする。
■サロモンストア 東京 渋谷
オープン日:2024年11月8日(金)〜
住所: 東京都渋谷区神宮前6-16-13 Naias神宮前ビル 1・2F
電話番号:03-6712-5720
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
Text & Photo:Tomohisa Mochizuki