13点の大判絵画からなる1作品
ルイ・ヴィトン表参道店7Fのアートスペース、エスパス ルイ・ヴィトン東京にて、アーティストのウェイド・ガイトン(Wade Guyton)による個展「THIRTEEN PAINTINGS」が開催。期間は2024年10月31日(木)〜2025年3月16日(日)。
ウェイド・ガイトンは、伝統的な絵画の形式と現代のデジタル技術による印刷技法を融合する、独自の制作技法で知られるアーティスト。創作に用いるメディアや素材は写真や彫刻、ドローイング、書籍など多岐にわたる。中でも、大型キャンパスにインクジェットプリンターを使って制作した作品が最もよく知られている。
本展は、ルイ・ヴィトンが手がける美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」の所蔵コレクションを世界各国のエスパス ルイ・ヴィトンにて展示する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として行われる。また、同展はガイトンにとって日本での初個展となり、フォンダシオン所蔵の13点の絵画からなる作品《Untitled》(2022年)を世界初公開。
展示作の《Untitled》(2022年)には、ニューヨークにあるガイトンのアトリエで撮影された写真や、『ニューヨーク・タイムズ』ウェブサイトのスクリーンショット、制作途中の作品から滴るインクなどがプリントされている。これらは全てエプソン製のプリンターで制作された。プリンターに何度もキャンバス布を通してモチーフや文字を重ねて印刷し、その過程で生じるエラーやミスプリントも作品を構成する要素。それによって唯一無二の表現を生み出している。
日頃目にしている何気ない日常の1コマを、アナログとデジタル的手法をクロスオーバーさせ、アートへと昇華するガイトン。同様に日々さまざまなカルチャー、時代性が交錯する表参道でどのような景色を見せてくれるのか。国内初展示となるガイトンの世界観に魅了されてほしい。
■画像クレジット
画像1:Wade Guyton, Untitled (2022). © Wade Guyton. Courtesy Matthew Marks Gallery
画像2:Wade Guyton, Untitled (2022). © Wade Guyton. Courtesy Matthew Marks Gallery
画像3:Wade Guyton, Untitled (2022). © Wade Guyton. Courtesy Matthew Marks Gallery
■概要
ウェイド・ガイトン 個展 「THIRTEEN PAINTINGS」
開催期間:2024年10月31日(木)〜2025年3月16日(日)
開催場所:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7階
営業時間:12:00〜20:00
定休日:ルイ・ヴィトン 表参道店に準じる
入場:無料
>>EDITOR’S VOICE
エスパス ルイ・ヴィトン東京から徒歩9分。プラダ 青山店 6Fにて、アメリカのコラボアーティスト、リジー・フィッチとライアン・トレカーティンによる日本初個展「LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展が開催中。大型のインスタレーション1作品、映画2作品、多数の彫刻シリーズで構成されるマルチメディアな展示を観に行ってみてください。
※敬称略
Text:Kosuke Hori
INFORMATION
表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京でウェイド・ガイトン日本初個展「THIRTEEN PAINTINGS」が開催
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-7-5ルイ・ヴィトン表参道ビル7階
- 営業時間
- 12:00〜20:00
- 定休日
- ルイ・ヴィトン 表参道店に準じる
- 開催期間
- 2024年10月31日(木)〜2025年3月16日(日)

- オモハラリアルスタッフ
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