宮入圭太のリアルなアトリエも一部再現
ワタリウム美術館B1Fのオン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリーで、型染作家の宮入圭太とアーティストのDIEGOによる展示「SMALL FACTORY/小さな工房」が開催される。2024年10月22日(火)〜11月20日(水)まで。
宮入圭太は1974年、東京生まれ。ソフトビニール製玩具原型師を経て型染作家となる。紙や布などの伝統的な型染め作品から、ラグマット、ZINEなどコンテンポラリーかつドープなアイテムまで幅広く制作している。
また、DIEGOは、”日本のストリートシーンにおいて、もっとも風変わり”と言われるアーティスト。絵画や壁画から、グラフィティ、コンセプチュアルな作品まで活動の幅を広げ、現在、ワタリウム美術館にて展示開催中のアートチーム・SIDE COREメンバーとしての顔も持つ。近年は小さなZINEの出版社「SPACE PAPER」も主催。
本展では、宮入とDIEGOが思い描く「工房」がオン・サンデーズの地下に出現する。個人/共同制作による作品が並ぶとともに、展覧会オリジナルグッズや「宮入製作所」の型染め製品も展示・発売する。さらに、宮入のアトリエも部分的に再現。
本展のリリースに寄せてDIEGOは、「(宮入の)作品も良いが、会って話した時の人柄が面白すぎてとにかく興味を持った。」「アトリエにお邪魔したら、置いてある置物や飾ってあるものなど見て”彼は未来の自分なのかな?”と勝手に妄想した。」と、宮入の印象を語っている。
ともにストリートやポップカルチャーを背景に持ち、民藝とグラフィティという一見相反する世界で活躍する2人。本展は、”その2つの世界は実はそんなに遠くはない”ことを鑑賞者に教えてくれる。オモハラの地下に出現する期間限定の「小さな工房」、ぜひ足を踏み入れてみて。
■概要
宮入圭太 & DIEGO展「SMALL FACTORY/小さな工房」
開催期間:2024年10月22日(火)〜11月20日(水)
開催場所:オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリー
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6 オン・サンデーズ B1F
電話番号:03-3470-1424
営業時間:11:00-20:00
定休日:なし
>>EDITOR’S VOICE
「オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリー」が入居する「ワタリウム美術館」は、大規模修復工事を実施中。工事用カバーに作品を描いているアーティストの1人、バリー・マッギーのアシスタントを通して出会ったという宮入圭太とDIEGO。美術館全体からさまざまな繋がりが垣間見えます。
※敬称略
Text:Rumi Hasegawa
INFORMATION
ワタリウム美術館B1Fで宮入圭太&DIEGOの展示「SMALL FACTORY/小さな工房」が開催
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3-7-6オン・サンデーズ B1F
- 電話
- 03-3470-1424
- 営業時間
- 11:00-20:00
- 定休日
- なし
- 開催期間
- 2024年10月22日(火)〜11月20日(水)
- 長谷川瑠美
外部ライター
