原宿駅周辺で撮影をしていた一真さんにオモハラの今昔をインタビュー
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。それぞれの街の楽しみ方を紐解くスナップ&インタビュー企画。その人それぞれの表参道・原宿に関する、パーソナルな今日のことと昔のこと。街行く人のそれぞれの視点を通じて“オモハラ観”を覗く。
今回、オモハラの今昔を語ってくれたのは一真(かずま)さん
職業: 学生
年齢:24歳
住んでいるところ:東京都世田谷区
オモハラエリアの好きな場所:
竹下通り周辺
SWEET BOX 2号店(クレープ屋さん)
Instagram:@kkk__a__zzz ※非公開アカウント
NOW:今日はオモハラへ何しに?
「WITH HARAJUKU周辺を研究の一環で撮影していました。ペットボトルですか?地面からカメラの高さを一定に保つため水を入れたペットボトルがちょうど良いんですよ」
「なんの撮影かというと、建築科の大学院に通っているんですが、『グリーンインフラ』について調査しているんです。自然を構築して都市や気候の社会課題を解決するための取り組みのことなんですが、WITH HARAJUKUは積極的に取り入れている建築と聞いて、実際にどれくらいの割合なのか、外周や建物の中を360°カメラで撮影しながらグルグル回っていたところです」
原宿の街に来たのは2ヶ月ぶりくらいですね。今日は研究のために来ましたが、野球観戦が好きで神宮球場でナイターを観たあとに、立ち寄ることが多いです。竹下通りのSWEET BOXというクレープ屋さんは野球の試合が終わっても、まだ営業してくれていて、遅くまでやっている原宿のケバブ屋とセットでお腹を満たすのに本当にありがたいです」
THEN:初めて表参道・原宿に来たのは?
「地元が東京なんですが、高校に入ったばかりの頃、週末に中学の頃の友達と電車で来たときですね。その時に初めて竹下通りでTシャツを売りに声をかけてくる外国人の存在を知りました(笑)。ちょっと怖かったですがさすがに買わなかったです
その時は友人と原宿餃子楼で餃子を食べました。まだ、高校に入って環境が変わったばかりのタイミング、慣れ親しんだ友達との餃子をよりおいしく感じさせてくれた気がします
その頃と比べると外国人観光客がだいぶ多くなった印象があります。大人になってからは通っている大学のこともあって、原宿建物に注目するようになりました。規制によって高い建物がなかったり、そんな中で、コープオリンピアのようなヴィンテージマンションや、有名な建築家が手がけた建物がたくさんあるのは面白いと思います」
MASSAGE TO FAVORITE:表参道・原宿の好きな場所に一言
「クレープのSWEET BOXさん、夜遅くまで営業してくださってありがとうございます。ナイター帰りに食べるクレープの味は格別です。応援しているチームが勝った試合は特に。
イチゴが入ったメニューが好きですが、アイスが入ったクレープは、めちゃくちゃ暑い夏の神宮球場から食べに来る価値があります。これからもよろしくお願いいたします」
◆Photo by 一真さん/オモハラでの4枚
原宿駅前でインタビューする人を探していると、何やらカメラにお茶のペットボトルをぶら下げて犬の散歩をするように歩いている一真さんを発見。
YouTuberか何かだろうか?気になったので声をかけてみると、建築の研究というちゃんとした理由だったことに一同安心した。地面からの高さを一定に保つため、最初は紐だけ吊るしていたそうだが、風の影響を受けてしまうためこのようなかたちになったという。
そんな一真さん、研究のために撮影した360°カメラの写真を提供してくれた。WITH HARAJUKUから見える明治神宮の森。確かに施設内からの景観を切り取ってみても、自然との調和を感じる商業施設である。将来、一真さんも表参道・原宿の街の景観づくりに携わってくれたら嬉しい。
Interview & Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:Tota Mizutani