【Direct News】街を歩いて発見したトピックスを紹介
日々、オモハラの些細な変化を見逃さないよう街を眺めている中で、編集部員による発見・気づき・聞いた噂などのトピックスをダイレクトにお届け!
OMOHARAREALメンバーでランチへ出かけた際、とんちゃん通りの入り口にある明石家さんまの若かりしCMポスターが飾られた老舗の酒販店「香取屋」さんの前で気になる看板を発見。
ちなみに「パクチー銀行」は千葉県鋸南町にある銀行跡地を改装したアーティスト・イン・レジデンス(アーティストが滞在制作するゲストハウス兼ギャラリー)。そこで展示を行う黄色専門デザイナーYellow Yellowさんの作品が「香取屋」にて観られる。
香取屋さん家の100年!!めっちゃ気になる。というか香取屋さん100年も歴史があったんだ!と今さらながら知ることになり、これは行かなければとすぐ近くの展示会場である「カフェ な。(Café na.)」へ向かった。
とんちゃん通り入り口付近にある、お馴染みの香取屋さん
カフェ な。は、香取屋の前の横断歩道を渡ってすぐ。ペットショップや中華料理屋「龍の子」が入っているビルの3F、20年以上の歴史を持つ原宿の隠れ家カフェだ。
展示は1ドリンクオーダー制なので、アイスコーヒーをいただきながら展示を鑑賞。カフェの壁には香取屋さんの貴重なポスターや写真がズラリ。
香取屋の入り口を守護するヤングなさんまさんも展示に出張ってきていた。横には写真と一緒に香取屋での展示と同様、Yellow Yellowさんの作品が展示されていた。さんまさんもニッコリ。
年代はさまざま、香取屋に残された希少な写真の数々が飾られている。たまたま香取屋の娘さんである土井 香織さんにもその場でお会いすることができた。
お話しをうかがってみると、もともと近所で交流があったカフェ な。の松葉利香さんと、古いものがたくさん出てきたからフリマをやろうと話していたらしい。
カフェ な。の松葉さんは「渋谷区原宿」が住所の頃の香取屋のマッチという珍品を見せてくれた。編集部一同感動。
そうしているうちに、モノだけでなく写真もたくさん出てきたことから、せっかくならばと写真展をメインに開催する運びになったそうだ。
会場には香取屋さんに残っていた、販促用ノベルティのレトログラスなんかも格安で売られていたりする。レトログラスを集めているという編集部員は大喜びで購入していた。
もともと現在の原宿警察署のあたりには日本社会事業大学、通称社大、社事大(1989年、東京都清瀬市に移転)があり、1987年当時の学園祭のパンフレットや、おそらく聞き取りで集めたらしき文集も置いてあった。非売品だが、貴重な文献をその場で閲覧できる。
中をひらけば、原宿通りがとんちゃん通りと呼ばれる所以、「とんちゃん」の広告が。原宿エリアに3店舗もあったというのも初めて知って驚いた。行きたかったなとんちゃん。
香取屋さんとカフェ な。による貴重な展示は、今週末9月29日(日)まで。100年という長い年月を見守りつづけてきた香取屋さんの歴史を垣間見る展示、ぜひ足を運んでみてほしい。
初めて行ったカフェ な。は秘密基地感あふれるカジュアルな店内、コーヒーもケーキもおいしく、とても居心地が良かった。また行こうと思う。
■『香取屋さん家の100年』
会期:2024年9月29日(日)まで
会場:カフェ な。(Café na.)
住所:東京都渋谷区神宮前1丁目8−5 メナー神宮前 3F
電話:03-5474-5457
営業時間:03-5474-5457
定休日:月曜日
Instagram:@cafe_na
※観覧の際は1ドリンク以上の注文をお願いします
■香取屋
住所:東京都渋谷区神宮前3丁目22−10
電話:03-3401-0601
営業時間:11時00分~19時00分
定休日:土・日曜日
Instagram:@katoriya.harajuku
- マネージャー
- 望月トミー智久
tommy