
編集部が実食&推薦するご褒美スイーツ:水曜日のスイーツ Vol.47
水曜日の午後。一週間もちょうど折り返し、そんな時にちょうど甘いものが欲しくなる。長い歴史を持った名店や、原宿と言えばコレ!といった定番スイーツから、最新のスイーツまで表参道・原宿にはスイーツがあふれているではないか。いわばスイーツの楽園と言えるかも。さて、今週食べたスイーツはこちら!
本日のスイーツ:PAP.COFFEE
メニュー:かき氷
食べたもの:
富里スイカとグレープフルーツ スイカゼリーと塩ミルクのアクセント
追いスイカセット(2,100円 税込)
飲食スタイル:イートイン
2023年9月、神宮前1丁目の閑静な路地裏にオープンしたコーヒーショップ「PAP.COFFEE(パップコーヒー)」。総合印刷紙器メーカー・三洋紙業株式会社(足立区)が運営する「紙の新しい価値」を提案する実験的なカフェだ。
オープン当初より、ケーキのような”ドルチェかき氷”の有名店「セバスチャン」(渋谷区神山町の人気店だったが、オーナーの海外進出に伴い惜しまれつつ閉店。渋谷の店舗は現在、別オーナーのもと、かき氷店「オクノシブヤ」として営業)監修のかき氷を提供している。今夏限定、7月17日(水)に登場したばかりの「富里スイカかき氷」は見た目もスイカっぽくておいしそう!気になったので早速店舗へと足を運んでみた。
グレーを基調としたモダンな店内。奥側の壁は、紙素材を用いたさまざまなクリエイティブで飾られている。3種類のカップスリーブやオリジナル紙袋など、機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムは思わず写真に収めたくなるオシャレさ。
カウンターでオーダーを済ませてから10分ほどで、かき氷が提供される。千葉県北部の”富里スイカ”を使用し、淡い赤色のボリュームたっぷりかき氷は、見た目にもまんまるなスイカのよう。”富里スイカをシンプルに楽しんでほしい”との思いから、クリームなどを使用しないシンプルな仕上がりがポイントだ。
ちなみに、スイカ生産量全国2位の千葉県(1位は熊本県)で、その多くを占めるのが”富里スイカ”なんだとか。大玉で糖度が高く、シャリシャリとした食感が特徴的な品種となっている。
スプーンを入れると、ふわふわの氷がほろっと崩れてしまいそうで手先も慎重になる。何もかけずにまずは一口、スイカ本来のみずみずしい自然な甘さが口いっぱいに広がっておいしい。種に見立てたココア風味のクッキーも甘さ控えめで、サクサク食感が程よいアクセントに。さらに、カットしたスイカをイメージしたほろ苦い抹茶クッキーが、ひんやりした口内を落ち着かせてくれる。
追加注文した甘〜い”追いスイカシロップ”をかけて
食べ進めると、氷の中からグレープフルーツの果肉やスイカのゼリーが!どれも見た目が赤色なので見分けがつかないけれど、その分、口に入れた時の食感や味の違いが楽しめて面白い。さらに中央には、キリッと塩が効いたミルクも潜んでいて、あと掛けの甘いスイカシロップと相性抜群。
小皿に入った塩をパラパラとトッピング
かき氷には、トッピングで塩もついてくる。スイカを食べる際、甘みを引き立たせるために塩をかけるのは定番中の定番。かき氷に少量かけるだけで、富里スイカの甘みをより鋭く感じ取れる。また、追いスイカシロップと塩を合わせても、シロップの甘みがきゅっと引きしまっておいしい。味変も楽しみながら、最後まで余すことなく「富里スイカかき氷」を味わい尽くした。
今回伺ったのは夕方17時過ぎだったけれど、外もまだまだ蒸し暑く、店内はかき氷を楽しむ多くの人で賑わっていた。ピーク時には行列もできるとのこと、事前予約システムも導入しているのでぜひこちらを活用してみて。
さまざまな紙のクリエイティブに囲まれた空間は、まるで本屋さんのようになんとなく心落ち着く場所だった。JR原宿駅から徒歩3分とアクセスも良いPAP.COFFEEで、富里スイカ本来の甘みをキンキンの冷たさで楽しめるかき氷、ぜひ味わってみてほしい。
■PAP.COFFEE
住所:東京都渋谷区神宮前1-10-6 セリジェ神宮前102
営業期間:11:00-19:00(かき氷L.O.18:30)
定休日:なし
スイカかき氷提供期間:
2024年7月17日(水)〜8月末まで目安
※詳細はInstagramにて随時ご案内
Text & Photo:Rumi Hasegawa
- 長谷川瑠美
外部ライター