「都市への想像力」がアートを通して広がる
アートチーム・SIDE CORE(サイドコア)による展覧会「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」が、外苑前のワタリウム美術館で開催。2024年8月12日(月・振休)〜12月8日(日)まで。東京では初の大規模個展となる。
SIDE COREは、公共空間や路上を舞台としたアートプロジェクトを展開するアートチーム。2012年より活動を開始し、近年その活動がますます大きな注目を集めている。たとえば、高速道路や線路、地下水路などを特殊な方法で撮影した作品や、公共空間で見られる街灯やガードレール、道路工事のサインなどを素材としたインスタレーション、ネズミの人形がただただ夜の東京を歩くドキュメント映像など。都市の独自な公共性や制度に着目し、これに介入・交渉する作品づくりで知られている。
本展では、私たち(SIDE CORE)の視点・行動・ストーリーテリングをキーワードに3つのテーマに分類した作品群を展示。視点のセクションでは、主に路上のマテリアルを用いて都市のサイクルをモデル化する立体作品の新作シリーズ、行動のセクションでは、都市の状況やサイクルの中に介入した行動/ 表現の映像・写真のドキュメント、ストーリーテリングのセクションでは、2023年から継続したプロジェクト「under city」、東京の地下空間をスケートボードによって開拓していくプロジェクトの最新版の展示を行う。
また、今回の展示では、ワタリウム美術館内部だけではなく周辺環境にも作品を展開する予定。現在進行形で更新され続けるSIDE COREの表現と、都市への想像力がアートを通し広がっていくさまを感じとってみてほしい。
■画像クレジット
1. rode work tokyo_spiral junction
year: 2022
photo: Natsuko Fukushima, Tokyo Art Beat
2. patch work my city year: 2021
photo: Yutaro Tagawa
3. dream house
year: 2024
photo: Osamu Nakamura
4. rode work ver. under city
year: 2023 photo: Tada(yukai)
5. untitled (wip)
year: 2024
photo: artist
*作品は参考写真です。実際の展示とは異なる場合がございます。
■概要
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット
開催期間:2024年8月12日(月・振休)〜12月8日(日)
会場:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
時間:11:00〜19:00
定休日:月曜(8/12、9/16、9/23、10/14、11/4は開館)
入館料:大人 1,500円 / 大人ペア 2,600円 /学生(25歳以下)・高校生・70歳以上の方・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳お持ちの方、および介助者(1名様まで)1,300円 / 小・中学生 500円
*会期中、ご本人は何度でも展覧会へ入場できるパスポート制チケット。再入場の際、ご本人であることを証明するものをご提示下さい。
>>EDITOR’S VOICE
ワタリウム美術館から歩いて約2分の場所にある複合ビル「hRp_a」1Fにオープンした「Esquisse Coffee by haydEn」にも注目。オリジナルのブレンドコーヒーや、
※敬称略
Text:miwo tsuji
INFORMATION
アートチーム・SIDE COREの展覧会が外苑前・ワタリウム美術館で開催 東京初となる大規模展示
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3-7-6
- 電話
- 03-3402-3001
- 営業時間
- 11:00〜19:00
- 定休日
- 月曜(8/12、9/16、9/23、10/14、11/4は開館)
- 開催期間
- 2024年8月12日(月・振休)〜12月8日(日)
- ライター
- 辻 みを
- OMOHARAREAL
- FACEBOOK : 辻 みを
辻みをです。