過去と未来がつながる駅へ
2024年5月末頃より、原宿駅旧駅舎跡地の開発工事が開始される。開業は2026年度冬を予定。
本開発は、100年近く地域の人々に愛され続け、2020年にその役目を終えた原宿駅旧駅舎の外観を再現しながら、商業施設として整備するというもの。旧駅舎の外観の再現により原宿駅の記憶を継承する「時とつながる」、明治神宮の杜やまちの緑との調和を大切にする「まちとつながる」、多様な流行・文化の発信源である原宿にふさわしいまちのシンボルを目指す「文化とつながる」という3つの「つながる」をコンセプトに、原宿エリア全体の賑わいに寄与することを目的とする。
旧駅舎建物は、尖塔を載せたハーフティンバー様式風のデザインが街のシンボルとして親しまれてきた。本開発では、その特徴的な外観を可能な限り再現しながら建替えを実施。現行法令に適合する範囲で旧駅舎建物の外装材の一部を再使用し、安全に永く利用できる建物づくりを行う。
原宿のまちの玄関口として、毎日何万人もの人が行き交う原宿駅。古き良き旧駅舎の温かい雰囲気を残しつつも、より多くの人にとって使いやすい駅へと進化を遂げる。原宿がどんな景色に生まれ変わるのか、2年後の冬が楽しみだ。
■クレジット
画像2〜5 Photo:Kazuyuki Ono
■概要
原宿駅旧駅舎跡地の開発工事
期間:2024年5月末頃〜2026年度冬
場所:原宿駅
所在地:東京都渋谷区神宮前1-18-20
>>EDITOR’S VOICE
OMOHARAREALでは、同潤会青山アパートメントや幻の「神宮前駅」など、表参道・原宿の歴史に触れられるコラムも掲載しています。長い歴史を背負った原宿駅の開発工事のニュースと併せて、こちらもぜひチェックしてみてください。
Text:Arisa Watanabe
INFORMATION
原宿駅旧駅舎跡地の開発工事が開始 外観を可能な限り再現しながら建替えを実施
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前1-18-20
- 営業時間
- 原宿駅に準ずる
- 定休日
- 原宿駅に準ずる
- オモハラリアルスタッフ
OMOHARAREAL編集室