編集部のリアルランチを紹介
編集部がリアルに食べているランチを、気ままにサクッと紹介する「オモハランチタイムス」。今日は、5月18日から原宿・竹下通りにオープンした新店「原宿 かつ畔」へ。オープンより少し前に看板を見かけてから、ずっと気になっていたんだよね。
本日のお店:原宿 かつ畔
メニュー:かつ丼
食べたもの:かつ丼 ロース 並(1,760円)
飲食スタイル:イートイン
皆さんは「とじないかつ丼」という、最近流行りのかつ丼をご存知だろうか。かつ丼といえば、ご飯の上に卵でとじられたかつが乗っているものを想像する人が多いと思うが、「とじないかつ丼」は、かつが卵でとじられていない。逆に、卵の上にかつが乗っているのだ。
SNSでグルメ情報をよく追っかけている食いしん坊さんなら「あー!あれね!」となると思う。何がなんだかわからないという人は、ぜひこの記事を読んで知ってもらいたい。とにかく、その「とじないかつ丼」が、ついに原宿に上陸したのだ。これは話題沸騰間違いなし!
場所は、竹下通りのちょうど中間あたり。小さな店舗がひしめき合っている場所なので、見逃さないように注意が必要だ。外に出ているかつ丼の看板を目印にして探すと見つけやすいかも。
店先には若干待ちができていたものの、店内が広いのでわりとすぐに入ることができた。ちなみに「とじないかつ丼」の先駆者とも言われる門前仲町の「丸七」では、ピーク時に3時間の行列ができることもあるらしい。そう考えると、「かつ畔」はかなり穴場かも。
もともとは広尾にあったという「かつ畔」。夜は居酒屋として営業しているようだ。ランチメニューはかつ丼のほかに、ネギトロしらす丼、ミックスフライ定食、もりそばなど多岐にわたる。
筆者の目当てはもちろんかつ丼だが、肉の種類はロースとリブロースがあり、サイズも並(150g)と厚切(300g)がある。悩みに悩んだが、初来店なのでまずは最もオーソドックスなロースの並を注文した。そして到着したのが、こちらである。
「写真と違ってものすごく小さかったらどうしよう……」なんて不安は杞憂だった。150gでこのデカさ、厚さ。逆に、300gだったらどうなってしまうのだろう。
断面がうっすらピンク色の豚肉は、低温調理で半日間じっくり火入れをしているそう。一口頬張ると、薄い衣のサクサク感とジューシーで甘みのある豚肉の味わいが口中に広がっていく。しっかりとした噛みごたえがありつつも、柔らかい食感の豚肉は、茨城県特産の「常陸の輝き」。赤身と脂身とのバランスも抜群だ。ふわふわ玉子とピリ辛ピクルスのおかげで、厚切りとんかつ特有のしつこさをまったく感じずに食べ進められるのも嬉しい。
付属のタレや、卓上調味料の柚子胡椒などで味変も可能。今回は150gだから味変なしでも余裕で完食できたが、300gを注文する場合は味変必須かも。次回は300gにチャレンジして、味変も思う存分楽しみたいところ。
普通のかつ丼よりも、とんかつの旨みをしっかりじっくり堪能できる「とじないかつ丼」。ボリューミーだが味わいは上品で丁寧なので、SNS映えグルメに対して懐疑的な人にも自信をもっておすすめしたい。原宿でガッツリ系ランチを食べたいときは、一番に思い出してほしい良店だ。
■原宿 かつ畔
住所:東京都渋谷区神宮前1-16-6 原宿77ビル地下1階
営業時間:ランチ/11:30~16:00
ディナー/17:30~23:30
電話番号:03-6804-6512
定休日:なし
Text:Arisa Watanabe
- オモハラリアルスタッフ
OMOHARAREAL編集室