舞台は架空のチャイナタウン
神宮前のSOMSOC GALLERYにて、土佐信道によるアートユニット「明和電機」と、北京出身のアーティスト兼ミュージシャン静電場朔による『超級麻雀音楽展』を、5月14日(日)まで開催している。
音符の形をした電子楽器「オタマトーン」で知られる、明和電機。日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで、ナンセンスマシーンの開発のほか、展覧会やライブパフォーマンスも行うアートユニットである。今回、彼らとコラボレーションするのは、ミュージシャンであり作家の静電場朔。人間の内心を「内宇宙」と定義し、内宇宙のミクロな信号をマクロな宇宙へと拡大。それを絵画、彫刻、映像、音楽などの様々な手法を組み合わせて表現する。
本展は、明和電機のデビュー30周年を記念したアーティストコラボレーションプロジェクトのひとつ。明和電機と静電場朔によって共同発明された麻雀型電子楽器「Jongbeat」と、同時に制作されたミュージックビデオ『教えて!超弩級電脳麻雀』並びに『四角宇宙』を展示・公開している。SOMSOC GALLERYでは、ミュージックビデオのシーンやセットを再現しているほか、明和電機の製品や限定グッズなどの展示販売、明和電機ワークショップも開催する。
本展の舞台となるのは、架空のチャイナタウンで行われる麻雀大会。神宮前にいながら、不可思議な中国の世界へと誘われる。自由な発想により生み出された空間で、新たな音楽×アート体験を。
■概要
静電場朔×明和電機 『超級麻雀音楽展』
開催期間:4月28日(金)~5月14日(日)
営業時間:12:00~19:00
開催場所:SOMSOC GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前3-22-11
>>EDITOR’S VOICE
SOMSOC GALLERYから原宿方面に向かって明治通り沿いを5分ほど歩いたところにある、俺流餃子楼飯店 原宿店。こちらも店内がチャイナタウン風なので、本展の世界観が好きな方は刺さること間違いなし。もちろん料理も美味しいので、展覧会前後のランチにおすすめです。
Text:Arisa Watanabe
INFORMATION
神宮前のSOMSOC GALLERYにて明和電機と静電場朔のコラボ展を開催中 麻雀型電子楽器を世界初公開
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3-22-11
- 営業時間
- 12:00~19:00
- 定休日
- 月曜日
