東京で行う8年ぶりの個展
表参道のCIBONEにて、国内外で熱狂的な支持を集める陶芸家・小野哲平の作品展「Energy Teppei Ono」を、4月7日(金)〜4月23日(日)の期間で開催する。
小野哲平は、1958年愛媛県生まれの陶芸家。鯉江良二氏の弟子を経て常滑にて独立。1984年よりタイ・ラオス・インドなどアジアの国々を旅し、1998年高知に移住した。棚田が美しい高知の山あいに住み、めし碗、皿、鉢、湯のみ、日々の暮らしのなかで使われる土のうつわをつくる。薪窯で焼成する力強い作品は、使われて美しく育つ「うつわ」の原点を忘れない焼き物であると同時に、現代を生きる人々に強烈なメッセージを投げかけている。
今回、8年ぶりにCIBONEで個展を行う小野。直径30cmを越える大皿をはじめ、薪窯焼成による飯碗、取り皿、カップなどのうつわはもちろん、壺やアートピースを含めた数々の作品を発表する。小野は本展に際して「自分のやらなきゃいけないことは、昔も今も何も変わってない。やることは自分の中で決まっていて、自分の仕事ができる限りで、どこまでそれに近づけていけるか」というコメントを寄せた。
小野の作品を紹介するということは、表参道という場所で、モノの力で、人々の足を止めることができるのか、振り向かせることができるのかという挑戦であり、未来への声明でもあるという。一つの土のうつわと出会い、手に取ることで“生きぬく力”=“Energy”を得られるような体験をぜひ味わってみてほしい。
■概要
小野哲平 作品展「Energy Teppei Ono」
開催期間:4月7日(金)〜4月23日(日)
営業時間:11:00〜20:00
開催場所:CIBONE
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE B1F
電話番号:03-6712-5301
※お出かけの際はマスク着用の上、こまめな手洗い・手指消毒を行い、混雑する時間帯、日程を避けるなどコロナウィルス感染症対策を十分に行いましょう。
>>EDITOR’S VOICE
CIBONEと同じくGYRE内にあるGYRE GALLERYでは、現在、NFTをテーマにした『超複製技術時代の芸術:NFTはアートの何を変えるのか?ー分有、アウラ、超国家的権力ー』 展を開催中。GYREに来た際は、こちらにも足を運んでみてはいかがでしょう。
Text:Arisa Watanabe
INFORMATION
表参道のCIBONEにて陶芸家・小野哲平の作品展を開催
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE B1F
- 電話
- 03-6712-5301
- 営業時間
- 11:00〜20:00
- 定休日
- 不定休
