
圧倒的スケールのストアツアーに心も弾む
2023年3月25日(土)にイタリア・ミラノに次いで世界2店舗目となるナイキ(NIKE)、ジョーダンブランドストア「JORDAN WORLD OF FLIGHT SHIBUYA(ジョーダン ワールド オブ フライト シブヤ)」がオープンした。明治通り沿いで工事しているときから、「ここ、何ができるんだろう」なんて思っていたら、ご存知「ジャンプマン」ロゴが掲げられているのを見て、テンションが上がったのを覚えている。
さて、オープンにさきがけて2日前、3月23日(木)にはメディア内覧会が行われた。夜は豪華なゲストを招いてのパーティ、その後、両国国技館に場所を移して招待制の大規模なイベントが行われたわけだが、現在のジョーダンブランドのアイコンTravis Scott(トラヴィス・スコット)がショップに来店したり、イベントに登場するなど話題に。華々しいショップのお披露目、オープンを経てから今なお入場列ができるほどの人気ぶりである。
OMOHARAREALでは参加したメディア内覧会をレポートしたい。
さっそく中に入るとエントランスアプローチが伸びる。豪華な空間の使い方が大型店舗ならでは。まるで飛行機の搭乗口を思い起こさせる。ここを抜けた先にどんな空間が広がっているのか、ワクワクさせられる作りだ。
ストアのもっとも象徴的な、円型のセンターコートスペースには多くの報道陣、メディア関係者が集まっていた。正面に据えられた大型のモニターと圧巻なのは天井に設置された360°モニター。まさにNBAの試合会場のような臨場感だ。
オープニングはナイキジャパン・ジェネラルマネージャー兼VP(ヴァイスプレジデント) ・小林 哲二さんの挨拶からスタート。そのあと、ジョーダンブランドの社長であり、ナイキ全体のエグゼクティブ・リーダーシップチームであるクレイグ・ウィリアムズさんが登場した。
「ここはバスケットカルチャーを体現しています。ファッション、音楽、アートの最先端を推し進める東京にふさわしい、最高のラインナップでジョーダンブランドの持つ可能性を表現しました」と語った。また、この場所から発信されるカルチャーを通じて世界中の人々とつながり、絆を深めたいとも。
実際、国内外さまざまな人が内覧会を訪れていたし、オープン以来、ストアに列を成す人の中には原宿に激増しまくっている、観光客も多い。その様相はさながら、ストアのセンターコートが空港のコンコースに思えてくるほどだ。すでに街の中で存在感を発揮したホットスポットとなっている。
そして、2グループに分かれてのストアツアーへ。以下のフォトをスクロールしながら擬似体験してみてほしい。
写真で振り返る「JORDAN WORLD OF FLIGHT SHIBUYA」ストアツアー
「JORDAN WORLD OF FLIGHT SHIBUYA」は大きく2フロアに分かれる。そのひとつが、パートごとにメンズ/レディス/キッズのアパレル&グッズを取り扱うフロアだ。
中でも注目なのが、“ローカル”にフォーカスしたエクスクルーシブアイテム。こちらはストア限定でここでしか手に入らないアイテムが展開される。
ジョーダンブランドがサプライヤーを務める、PSG(パリ サンジェルマン)のユニフォームキットやアパレルも取り扱う。バスケ好きだけじゃなくフットボールファンも要チェックだ。
WakuやYuka Numataといった気鋭のアーティストもフィーチャーし、メインカウンターに作品を展示。試着室にも作品があるのでお見逃しなく。
隣のフロアに行くと、スニーカファンやジョーダンファン歓喜必至のフットウェアがズラリ。普段履きできるライフスタイルラインから、コートで注目を集める最新のバッシュまでが揃う。
ナイキ「SNKRS(スニーカーズ)」アプリで商品をリザーブした際、商品をピックできる専用カウンターも設置。ここに限定商品をドヤ顔で取りに行きたい。
カウンター横には、コンテンツスタジオを併設。ここではクリエイターが動画のデジタルコンテンツを作成することが可能。
置かれているボールごとに使えるエフェクトが変わったり、インタラクティブな体験ができるコーナーだ。ユーチューバーからインスタグラマー、ティックトッカーまで、誰でもウェルカム。
「JORDAN WORLD OF FLIGHT SHIBUYA」で購入したアパレルやシューズをカスタマイズできるサービスも。こちらも予約制となるが、刺繍やワッペン、プリントなどオリジナリティを出せるのは嬉しい。
カスタマイズすることでより、愛着を持って長く使えそうだ。オリジナルのシューレースやチャーム、ピンズなどのアイテムのほか、シューケアキットなども販売していた。
そしてなんと言っても個人的にいちばん感動したのがラウンジスペース。マイケル・ジョーダンの手形や、キャンペーンポスター、ユニフォームに歴代モデルがトロフィールームよろしく展示されていた。
誰もが憧れる「エア ジョーダン1」のCICAGO(シカゴ)のタグ付きデッドストックまで(レプリカだとしてもすごい)。バスケット好きから、ポップカルチャーが好きまで。興奮せずにはいられない注目度の高いエリアだった。
映画が大ヒットした「SLAM DUNK」モデルや「SLAM DUNK」のコミックスも。小学校を平成で過ごした世代にとっては「SLAM DUNK」とマイケル・ジョーダンの影響は少なからす受けたはずだ。
誰もが知るジョーダンブランドとジャンプマンのロゴ。まさにそのアイデンティティを凝縮したショップは空間を見て回るだけでも魅力的。
八村 塁選手や渡邊雄太選手、NBAで日本人選手の活躍が目覚ましい。2023年は8月にバスケットボールのワールドカップも開幕する。競技としてはもちろんだが今後ますます、バスケットがエンターテイメントとして盛り上がっていくビッグイヤーとなるかもしれない。そんな中で「JORDAN WORLD OF FLIGHT SHIBUYA」が世界と日本のバスケットカルチャーを結ぶハブとして機能することを期待したい。
「エアジョーダン」誕生秘話を描いた映画「AIR」も上映が始まった。映画と併せ足を運んで、「ジャンプマン」のアイデンティティとヒストリーを感じながら特別な空間でのショッピング体験をぜひ体感してほしい。
■JORDAN WORLD OF FLIGHT SHIBUYA(ジョーダン ワールド オブ フライト シブヤ)
オープン日:2023年3月25日(土)〜
営業時間:月〜金 12:00-19:00/土日祝 12:00-20:00
住所:東京都渋谷区神宮前6-25-14 神宮前メディアスクエアビル1F
電話:03-3797-3520
定休日:不定休
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部
