ファッションショー帰りのHINANOさんをスナップ
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。ふと、みんな何をしにやってきて、どこへ行くのだろう?仕事?遊び?実際に住んでいる人もいるかもしれない。それぞれの街の楽しみ方を紐解けば、きっと私たちが知らない新しい魅力を発見できるかも。表参道・原宿を訪れた理由や、思い出など、それぞれの“オモハラ観”を聞いた。
ショーの余韻を表参道で満喫するメイクアップアーティスト、HINANOさんにインタビュー!
名前:HINANO
職業:メイクアップアーティスト
住んでいるエリア:大阪府
オモハラエリアの好きなお店:HAY TOKYO,CIBONE
Instagram:@_._hinano_._
ー今日は何しにオモハラへ来ましたか?
ファッションウィークで、渋谷ヒカリエホールで開催された「TENDER PERSON」というブランドのファッションショーを見てきました。友達がヘアスタイリングを担当していたので、大阪から見に来たんです。
ー表参道・原宿のエリアで気になるお店、ブランドはありますか?
そんなにエリアに詳しくはないんですけど、「GYRE」に入っている「HAY TOKYO」や「CIBONE」にはよく行きますね。デザイン性の高い好みのインテリアやアートアイテムが多いのが魅力的です。
ー表参道・原宿エリアの好きな過ごし方
とにかく表参道の空気感が好きなので、来たときは目的がなくても歩いています。ギャラリーや美術館を巡るのも良いですね。表参道・原宿周辺は大小さまざまなアート展があって、回りきれないくらい。その途中、表参道を歩いている人や欅並木を見て、季節を感じたり、ファッションやメイクの刺激を受けたりしています。それが表参道に惹かれる理由です。
ー表参道・原宿に来る頻度は?
1〜2ヶ月に1回くらい。メイクの仕事で行くこともあれば、今日みたいにショーを見たついでに街を歩いたり、ヘアサロンに行くこともあります。
ー初めて表参道・原宿に来たのはいつ?
大学生のときです。大阪の大学でしたが、当時、サロンモデルとして活動していたこともあり、南青山にある「Dot+LIM」(ドットプラスリム)という知り合いが働くヘアサロンのモデルをしに行ったのが最初です。
その時はなんとなく冷たいイメージがあって「東京って感じ」と思っていましたが、何度か来るようになると、スナップだったり、イベントだったり、なんだかんだ誰かとコミュニケーションを取っていることに気づきました。1人でも楽しく過ごせる街だけど、繋がろうと思えばだれかと繋がれる。そんな選択肢を与えてくれる街だなと思いました。
ー表参道・原宿で印象に残っているエピソードを教えてください
表参道で今日と同じように何気なくスナップ取材を受けたんです。しばらく経ってから「VOGUE」を見ていたら自分が載っていてびっくりしました!さらっと撮影してもらった写真が「VOGUE」に載るんだという驚きとともに、いつも読んでいる大好きな雑誌だったこともあってとても嬉しかったです。それも表参道ならではの体験だったと振り返ってみて思います。
ーあなたにとって表参道・原宿とは?
チャンスが落ちている場所。どんなジャンルの人でもこの街に集まっているし、「VOGUE」に撮ってもらえたこともそう。表参道には日常の中でチャンスをピックアップすることができるし、さらにそのチャンスをどう活かすかという選択肢もある。いろいろなきっかけをくれる出来事が、表参道にはあふれていると思っています。大阪も素敵なところだし、地元も好きだけど、チャンスの数という点では、明確な違いを感じます。
ー最後に一言
メイクアップアーティストとして活動をしています。作品をInstagramに載せているので、ぜひ見てください。
「LUCUA OSAKA」で購入したハンドバッグ。ショーでもらったという花が、無造作にちょこんと顔を出しているのがおしゃれ。洗練されたHINANOさんのセンスは表参道に映える。
>>EDITOR'S VOICE
鋭い視線、アバンギャルドな雰囲気漂うヘアスタイルに、モードな着こなし。表参道が似合うその姿に思わず声をかけたHINANOさん。クールな見た目の印象とは裏腹に、気さくな性格のギャップが素敵だ。そして惜しみなく表参道への愛を語ってくれたのも印象的だった。大阪を拠点にメイクアップアーティストとして活動中だというが、東京と大阪を行き来しているからこその視点は共感と発見がたくさんあった。この街で見たもの感じたことが彼女の創作活動に活かされることに期待したい。
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部