
編集部のリアルランチを紹介
編集部がリアルに食べてるランチを、気ままにサクッと紹介する「オモハランチタイムス」。2023年1月某日。東京でも朝から雪が降った、とにかく寒い1日。こんな日のお昼は、どうしても温かいものを食べて心も身体もほかほかになりたい。大粒のみぞれに耐えながら向かった先は、都内に20以上の店舗を構えるラーメン店・俺流塩らーめん。通称“俺塩”である。中でも、今回は神宮前駅7番出口を出て裏手、原宿にしかない俺流餃子飯店に足を運んだ。
本日のお店:俺流餃子飯店 原宿店
メニュー:ラーメン・餃子
食べたもの: 旨辛ハチノスまぜそば(950円)、俺流餃子(480円)
飲食スタイル:イートイン
なぜか原宿駅前(神宮前1丁目)から神宮前6丁目周辺に至るまで、徒歩数分の距離に系列店舗が集中している。それだけ需要があるのだろう。最近は、「原宿餃子飯店」から明治通りを挟んだ向こう、俺塩の店舗近くに「俺流餃子楼飯店」なる新店もお目見えしている。
ヘアサロンやアパレルショップに働く人にとっては、営業終わりで遅くなってしまってもやっている希少な店であるため、夜の食堂的存在と言えるかも。チェーン店とあなどってはいけない。いつだって安定の味が食べられるというのは、それだけでめちゃくちゃ安心するんだよね。
俺塩系列はとにかくメニュー数の多さが特徴。麺類、米類、おかず類などさまざまなメニューがズラリと並ぶ。幸いにも後ろに人がいなかったので数分ほど悩ませていただき、ちょっと変わり種の旨辛ハチノスまぜそばと、王道の俺流餃子をチョイス。着丼を待つ間は、卓上の調味料を眺めて味変を企てる。これぞラーメン好きあるあるだ(と、私は思っている)。
そうこうしているうちに、ラーメンと餃子と、セットのたまごスープが到着。
旨辛ハチノスまぜそば(950円)、俺流餃子(480円)
まずは、メインのまぜそばから。 旨辛ハチノスまぜそばはあつあつの油とラー油とスープがたっぷりと器に注がれており、麺が半分つかっている状態。麺の半身浴だ。
まぜてもあつあつ。これは芯から身体があたたまる。
麺はツルっともちもちの太麺の平打ち麺。ピリ辛のスープがよく絡み、しっかりと濃いめの味付けでうまい。コシのあるうどんや“ほうとう”(山梨の郷土料理)のような食感だ。これに合わせるように入った大量のハチノスは、柔らかくぷりぷりで食べ応え充分。玉ねぎ、ピーマンといった普通のラーメンではあまり見ない野菜もたくさん入っており、罪悪感が少ないのも良い。
続いて、王道の焼き餃子。餃子飯店と名前が付いているのだから、これは食べておかなくちゃね。手作りのニンニクニラ入りの餃子は薄皮で、シャキシャキの野菜とジューシーな肉がぎっしり詰まっている。
家庭で食べる手作り餃子風でおいしい。親しみやすいスタンダードさが魅力なのかも。醤油と酢に、特製ラー油を加えたタレにつけて食べるのがおすすめ。通は、酢こしょうでぜひ。
優しい味のたまごスープを挟みつつ、ぺろっと完食。ほかにも「牛肉刀削麺」や「激うま納豆キムチチャーハン」、「パクチー焼売」に「とろけるチーズ餃子」など、気になりすぎるメニューが盛りだくさん。新メニューも続々と登場し、そのストイックな姿勢には目を見張るものがある。
企業努力の甲斐あってか、何度来てもまったく飽きさせず、若者たちの胃袋をグリップしつづける。それこそが俺流餃子飯店の魅力といえよう。原宿で働く若者たちの憩いの場は今日も元気に営業中だ。
■俺流餃子楼飯店 原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目29−2 地下1階 助川ビル
電話:03-6450-5008
営業時間:11:00~20:00
定休日:日曜
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
Text:Arisa Watanabe
