アートの可能性を表現する「ART LAND」
アーティスト・SHUN SUDOの展覧会「ART LAND」が、南青山・スパイラルガーデンにて開催中。2023年1月12日(木)〜1月24日(火)まで。
東京とニューヨークを行き来しながら、鮮やかな色彩と軽快なストロークから生み出される、時代性を反映したペインティングや壁画制作など、多方面で積極的に活動するアーティスト、SHUN SUDO。人々に笑顔と癒しを与えてくれる花と、衣服の布と布をつなぎ留めるボタン、SHUN SUDOは自身のアートにそんな存在を重ね合わせた。ストリートアート的なポップさと即興性、水墨画を思わせる力強くも繊細なタッチにより描かれる「ボタンフラワー」は、多くの作品にアイコン的なモチーフとして登場している。
本展では、SUDOが近年発表し続けているキャンバスを様々な形にくり抜いたシェイプドキャンバスのボタンフラワー作品を中心に、新作約20点を発表。2015年のデビュー以来発表してきた自身のアーカイブ作品や作品制作前のラフスケッチに加え、クマ型ブロックタイプフィギュア「ベアブリック」や、栗原たおが手掛けるブランド「タオ(tao)」とのコラボレーションによるプロダクトの展示、そしてTシャツやマグカップなどの限定グッズの販売も行う。
さらにポルシェのフル電動スポーツカー「タイカン」に、SHUN SUDOが日本人としてはじめてアートを施し、昨年3月に発表した作品を、エントランス屋外にて展示している。こちらのみ1月15日(日)までの限定展示なのでお早めに。
Spiral Caféでは、展示と連動したスペシャルドリンクを販売。人気の自家焙煎コーヒー豆屋“Felt coffee”のコーヒーと、スパイラルカフェオリジナルの柚子レモネードを期間限定でテイクアウトできる。
SHUN SUDOの世界観を凝縮し、充実した内容のエキシビションとなっている本展。
「このART LANDは、その未来を、可能性を知るための展覧会だ。そしてこのART LANDを通して、いっしょにアートの旅をしてくれる仲間が少しでも増えてくれたらうれしいし、僕はもっと自由になれる気がする。」
と、本人がステートメントに寄せているように、SUDOが愛してやまない「アート」の楽しさや可能性、自由を感じてみてほしい。
■概要
SHUN SUDO「ART LAND」
開催期間:2023年1月12日(木)〜1月24日(火)
時間:11:00-20:00
入場料:無料
場所:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
※お出かけの際はマスク着用の上、こまめな手洗い・手指消毒を行い、混雑する時間帯、日程を避けるなどコロナウィルス感染症対策を十分に行いましょう。
>>EDITOR’S VOICE
スパイラルから歩いて約5分のプラダ青山店では、サイモン・フジワラの個展「Who the Bær」が開催中。描かれるのは、アイデンティティを持たないクマ(?)のキャラクター“Who”の物語。さまざまな手法を用いて表現される作品を通じて「Who」とは何者なのかを考えてみては。レポートはこちらから。
※敬称略
Text:miwo tsuji
INFORMATION
南青山・スパイラルでSHUN SUDOの展覧会「ART LAND」が開催中
- 住所
- 東京都港区南青山5-6-23スパイラル1F
- 営業時間
- 11:00-20:00
- 定休日
- スパイラルに準ずる
- 開催期間
- 2023年1月12日(木)〜1月24日(火)