
アパレルショップを回っていたスタイリスト・矢田貝さんをスナップ!
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。ふと、みんな何をしにやってきて、どこへ行くのだろう?と当たり前すぎて見過ごしていた疑問が浮かんだ。仕事?遊び?実際に住んでいる人もいるだろう。それぞれの街の楽しみ方を紐解いていくと、きっと私たちが知らない新しい魅力を発見できるかも。というわけでOMOHARAREAL編集部員が街に出て、気になる人にミニインタビューを敢行。「HANGOUT OMOHARA」と題して、表参道・原宿を訪れた理由や、思い出など、それぞれの“オモハラ観”を聞いてみた。
バイクの似合うジャケットが渋い矢田貝さんにインタビュー
名前:矢田貝 貴之
年齢:28
職業:スタイリスト
住んでいるエリア:東京都内
オモハラエリアの好きなお店:CANNABIS
Instagram:@yatagaiiii
ー今日は何しにオモハラへ来ましたか?
衣装リースの仕事も兼ねて、服を見にきました。アパレルショップや古着屋をいくつか回ってたところです。
ー表参道・原宿のエリアで好きなお店、ブランドはありますか?
キャットストリートにあるセレクトショップ・CANNABISです。セレクトされているアイテムがイケてて、仕事で利用することもありますね。ショップスタッフの人たちとも仲がいいので、最近は会いに行って話すだけの時が多いかも。
ー表参道・原宿エリアの好きな過ごし方
知人が働いているアパレルショップを回って、ファッションの話や他愛もない話をしに行くこと。結局仕事の話が多くなっちゃうんですけどね。このエリアに来ると誰かしら知り合いに会えるから、安心感があって落ち着きます。
ー表参道・原宿に来る頻度は?
週に2.3くらい。大体、衣装リースや撮影など、仕事がメインです。
ー初めて表参道・原宿に来たのはいつ?
10年前、高校3年の時です。地元が広島なんですが、修学旅行で初めて原宿に来たんです。竹下通りを友人と歩いていたら、外国人の客引きに声をかけられて、初めてだから立ち止まっちゃったんですよ。そしたら店に連れて行かれ、ヒップホップな服を買わされそうになってめちゃくちゃビビってましたね。東京の洗礼を浴びたなって思いました。懐かしいです(笑)。
ー表参道・原宿で印象に残っているエピソードを教えてください
初めて来た時の話に繋がるんですけど、スタイリストとして駆け出しの頃、修学旅行で連れて行かれた外国人のショップを再来訪したことです。リースしたいアイテムがありそうなお店がそこくらいしかなくて。5年ぶりに行ったんですが、相変わらず怖かったです(笑)。
ーあなたにとって表参道・原宿とは?
自分の仕事場。何か探しに行く時はまず最初に来るエリアです。当たり前のように来る場所であり、自分にとってはなくてはならない場所です。
ー今日のおすすめアイテムは?
2年前にフリマアプリを使って1万円で購入したHONDAのZOOMER(ズーマー)です。買ってから一度動かなくなって修理に出したんですが、2年も乗れるとは思ってなかったですね。大切なアシとして頑張ってくれてますが、とはいえもうそろそろ限界が近そうなので、新調したいなと思っています。
>>EDITOR'S VOICE
矢田貝さんは現在、独立し海外誌、ファッションブランドのルックブック、ミュージシャンのMVなど多岐にわたって活躍の幅を広げている。色々なことが手軽でカジュアルになった今の時代においてもスタイリストの仕事は大変と語る矢田貝さん。それでも、自分が好きなファッションの仕事を無骨に追求していくスタイルがかっこいいと思った。スタイリストにとって、表参道・原宿エリアは無くてはならない場所なのだということを矢田貝さんと話していて再認識することができた。今も昔も表参道・原宿はファッションと強く繋がっているのだ。
Text & Photo:Kousuke Okutsu