
お盆休みに観に行きたい表参道・原宿「アート展」まとめ
お盆休みとはいえ、暑くて外に出る気にならないなんていう人もいるのではないだろうか。この記事では、2022年お盆期間中、オモハラエリアで暑さを凌ぎながら楽しめるアート展を紹介。熱中症対策を万全に、気になる展示に足を運んでみて。
表参道・原宿に新しくオープンした店舗やアート展以外のトピックスをまとめた記事も作成した。家でのんびり過ごしたい人のためにOMOHARAREALのコラム記事も掲載しているのでチェックしてみてほしい。
>>アート展以外のお盆中のオモハラトピックスとコラム記事まとめはこちら
※お出かけの際はマスク着用の上、こまめな手洗い・手指消毒を行い、混雑する時間帯、日程を避けるなどコロナウィルス感染症対策を十分に行いましょう。
1. 私が撮りたかった女優展 / OMOTESANDO MUSEUM.
OMOTESANDO MUSEUM.にて、フォトグラファー5名がそれぞれ指名した女優5名を撮り下ろした写真展企画「私が撮りたかった女優展 Vol.4」を、2022年8月11日(木)〜17日(水)の期間で開催する。
フォトグラファーと指名した女優の組み合わせは以下の通り。
遠藤文香 (えんどう・あやか) × 上白石萌歌(かみしらいし・もか)
Miss Bean(ミス ビーン) × 三吉彩花(みよし・あやか)
笑子(えみこ) × 藤原さくら(ふじわら・さくら)
大林直行(おおばやし・なおゆき) × 河合優実(かわい・ゆうみ)
佐藤俊斗(さとう・しゅんと) × 川栄李奈(かわえい・りな)
誰もが知る人気女優たちの、まだ見ぬ姿をを表参道で目撃できる貴重な展示なのでお見逃しなく!
■概要
「私が撮りたかった女優展 Vol.4」
開催期間:2022年8月11日(木)〜 17日(水)
時間:10:00-20:00 ※初日は18:00まで
入場料:大人800円 小学生以下無料
場所:OMOTESANDO MUSEUM.
住所:東京都港区南青山3丁目18-19 フェスタ表参道ビル新館2階
>>詳しくはこちら:上白石萌歌、 三吉彩花ら出演「私が撮りたかった女優展」が表参道で開催
2.NaQstoeru.m.j.k.個展「thaMOST」 / or(オア)
or(オア)と米原康正によるアートプロジェクト「OR × TWELVE ARTISTS + DA.YO.NE」が、NaQstoeru.m.j.k.(ナクストエル)の個展「thaMOST」を、2022年8月11日(木)〜8月19日(金)の期間で開催する。
本展では、少年の様なキャラクター「SATI(サティー)」をアイコンに、彼を支える「oi.su(御椅子)」と共に冒険をする様がテーマとなっている。また、8月11日(木)にはオープニングパーティーを実施。ゲストDJに、国内外のクラブ、大型フェスでプレイ経験を持つTOBY(Iya-sync)を招き、会期初日を盛り上げる。
■概要
OR × TWELVE ARTISTS + DA.YO.NE Vol.10
NaQstoeru.m.j.k. 「thaMOST」
開催期間:2022年8月11日(木)〜8月19日(金)
営業時間:12:00-21:00
開催場所:or(オア)
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITAPARK North 1~3F
電話番号:03-6712-5277
>>詳しくはこちら:「OR × TWELVE ARTISTS + DA.YO.NE」Vol.10にてNaQstoeru.m.j.k.の個展を開催
3.『ヴォイド オブ ニッポン 77』展 / GYRE GALLERY
表参道のGYRE GALLERYでは、『ヴォイド オブ ニッポン 77』展が開催。期間は、2022年8月15日(月)〜9月25日(日)まで。
今年8月、太平洋戦争終結から77年が経過する。77年というのは、明治維新から太平洋戦争終結までと同じ長さ。つまり、戦前と戦後の長さが同じになるのだ。本展覧会では、戦後語られた日本の「空虚」を前提にして、現在活躍している大山エンリコイサム、金氏徹平ら、次世代の日本の作家によって戦後美術家たちを逆照射する。
■概要
『ヴォイド オブ ニッポン 77』展
開催期間:2022年8月15日(月)〜9月25日(日)
時間:11:00-20:00
場所:GYRE GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前5丁目10−1GYRE 3F
電話番号:0570-05-6990(ナビダイヤル 11:00-18:00)
企画:飯田高誉(スクールデレック芸術社会学研究所所長)
参加アーティスト:河原温、三島喜美代、中西夏之 、高松次郞、 赤瀬川原平、三木富雄 、北村勲、北山善夫、青山悟、 金氏徹平、加茂昂、大山エンリコイサム、須賀悠介、MIKA TAMORI 、国民投票
>>詳しくはこちら:GYRE GALLERYで『ヴォイド オブ ニッポン 77』展を開催 太平洋戦争終結から77年の節目に
4.山内祥太 個展「愛とユーモア」 / EUKARYOTE
アーティスト・山内祥太が、個展「愛とユーモア」をEUKARYOTEにて、2022年8月12日(金)まで開催中。
山内祥太は、1992年岐阜県の生まれ。3DCGとクロマキー合成を組み合わせた映像制作から作家キャリアをスタートさせ、近年はVRなどの最新技術と身体的なパフォーマンスを組み込んだ作品作りに注力している。本展では、山内祥太の溢れ出るユーモアから愛へと姿を変えていく様子や、山内祥太の作品に一貫する「不気味さ」や「暴力性」といった表裏一体の美しさの一部をみつけることができるはずだ。
■概要
山内祥太個展「愛とユーモア」
開催期間:2022年7月16日(土)~8月12日(金)
時間:12:00-19:00
場所:EUKARYOTE(ユーカリオ)
住所:東京都渋谷区神宮前3丁目41-3
電話番号:03-6432-9131
>>詳しくはこちら:山内祥太による個展「愛とユーモア」をEUKARYOTEにて開催
5.河野未彩 個展<<脳内再生>> / HARUKAITO by ISLAND
河野未彩の個展<<脳内再生>>が、HARUKAITO by ISLANDにて開催中。2022年8月14日(日)まで。
視覚ディレクターとして活躍する河野未彩は、音楽や美術に漂う宇宙観に強く惹かれ、2000年代半ばから多くの作品を発表し、グラフィックデザイン/映像/プロダクトを媒体とし、様々なメディアの作品を制作してきた。本展は、2018年「not colored yet」(CALM & PUNK GALLERY)、2021年「←左右→」(CALM & PUNK GALLERY)につづき、3回目の個展となる。
■概要
河野未彩個展「脳内再生」
開催期間:2022年7月15日(金)〜8月14日(日)
時間:13:00-19:00
定休日:月、火、水
場所:HARUKAITO by ISLAND
>>詳しくはこちら:河野未彩の個展<<脳内再生>>がHARUKAITO by ISLANDで開催中
6.ラシード・ジョンソン《Plateaus》 / エスパス ルイ・ヴィトン東京
エスパス ルイ・ヴィトン東京では、ラシード・ジョンソン《Plateaus》(2014年)の展覧会が、2022年9月25日(水)まで開催中。本作品の紹介は日本初。
「ポスト・ブラック」と呼ばれ、ポスト公民権運動世代の一翼を担うアーティストとして評判を得ているアメリカ人アーティスト、ラシード・ジョンソン。本展で公開する《Plateaus》はジャングルジムのような形状のフレームに、南国に生えていそうな観葉植物、本、絨毯、壺などのオブジェに吹き付けられたスプレーなど、さまざまな文化が入り混じるモチーフが設置された作品。その真意を読み解くことは難解かもしれないが、鬱蒼と生い茂るグリーンを蛍光灯が照らす作品は美しく、爽やかな印象を抱かせる。展覧会は春先から開催されているが、夏に見るラシード・ジョンソンは、また一味違って見えるかもしれない。
■概要
ラシード・ジョンソン「Plateaus」
開催期間:2022年4月27日(水)〜9月25日(水)
時間:11:00-19:00
場所:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7階
電話番号:0120-00-1854
>>詳しくはこちら:エスパス ルイ・ヴィトン東京でラシード・ジョンソンの展覧会を開催
7.マーチ・エイヴリー個展「The family」 / Blum & Poe
Blum & Poeでは、ニューヨークを拠点とする作家、マーチ・エイヴリーによる日本初個展「The family」が、2022年9月10日(土)まで開催中。
本展では、油彩画と水彩画による作品群を紹介。作品には、母親が赤ちゃんを胸に抱き授乳するシーンや、ふんわりとしたバスロ ーブと履物を身につけた男が一杯のコーヒーを楽しむ様子など些細な日常が描かれており、日々の中で見失いがちな「しあわせ」に気づかせてくれそうだ。
■画像キャプション
「Quiet Pleasure」 1970 年 Oil on canvas
107 x 127 x 1.9 centimeters Photo: Josh Schaedel
■概要
マーチ・エイヴリー個展「The family」
開催期間:2022年7月16日(土)〜 9月10日(土)
時間:12:00-18:00
場所:Blum & Poe
住所:東京都渋谷区神宮前1-14-34神宮の森5F
>>詳しくはこちら:Blum & PoeにてNY拠点の作家・マーチ・エイヴリーによる個展「The family」を日本初開催
8.かとうれい作品展「揺れる青、いつかの夏模様。」 / 東急プラザ表参道原宿4階特設会場
東急プラザ表参道原宿では開業10周年を記念して、イラストレーター・ かとうれいによる作品展「揺れる青、いつかの夏模様。」が、2022年9月14日(日)まで開催中。
かとうれいは、若者世代を中心に絶大な支持を得ている東京在住のイラストレーター。SNSを中心に活動するほか、広告や装画、CD ジャケットなど、さまざまな分野でイラストレーションを手掛ける。今回の作品展では、新作を含め、約20点を展示。女の子と海やプール、空をモチーフとした夏にぴったりの作品が並ぶ。会場は東急プラザ表参道原宿内なので、ショッピングやで休憩もかねて、ぜひ立ち寄ってみて。
■概要
かとうれい作品展「揺れる青、いつかの夏模様。」
展示:2022年8月1日(月)~9月14日(日)
POP UP SHOP :2022年8月11日(木)〜9月4日(日)
開催場所:東急プラザ表参道原宿4階特設会場
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3
電話番号:03-3497-0418
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
>>詳しくはこちら:東急プラザ表参道原宿にて、かとうれい作品展・POP UP SHOPを開催
9.小林優平 “See Stars” / void+
void+では、アーティスト・ラン・スペース「4649」の共同ディレクターとしても活躍する小林優平の個展「See Stars」が、2022年8月28日(日)まで開催中。
写真、版画、雑誌といった印刷技術周縁のメディアや技法に関心を持ち、写真史やファッション史のほか、漫画文化、ヤンキー文化、ヒッピー文化、雑誌文化といったローカルチャーからイメージの引用や参照をして作品制作を行っている小林の作品と同様、さまざまなカルチャーが入り混じるオモハラエリアで開催される本展。タバコ「Seven Stars」をもじったタイトルからも伺えるように、小林による「先人の表現者たち」や「カルチャー」への憧れと愛情が詰まった展示となっている。
■概要
小林優平 “See Stars”
開催日:2022年8月7日(日)〜8月28日(日)
時間:12:00-18:00
定休日:日、月、祝日 (但し8月7日、28日は開廊)
場所:void+
>>詳しくはこちら:漫画文化、ヤンキー文化などへの憧れと愛情が詰まった小林優平の個展「See Stars」が開催中
【番外編】NANZUKA UNDERGROUNDは、8/11日〜8/15まで夏季休業中
現在、大平龍一個展「SYNDROME」と谷口真人個展「Where is your ♡?」を開催中のNANZUKA UNDERGROUNDは、2022年8月11日(木)〜8月15日(月)まで夏季休業中なので要注意。8月16日(火)からは通常営業なので、気になる方はぜひそれ以降にどうぞ。
■画像クレジット
Ryuichi Ohira Blue pineapple syndrome 2022
©Ryuichi Ohira
■概要
大平龍一「SYNDROME」/谷口真人「Where is your ♡?」
開催期間:2022年7月23日(土)〜9月4日(日)
営業時間:11:00-19:00
開催場所:NANZUKA UNDERGROUND
住所:東京都渋谷区神宮前3-30-10
電話番号:03-5422-3877
>>詳しくはこちら:NANZUKA UNDERGROUNDで大平龍一「SYNDROME」、谷口真人「Where is your ♡?」気鋭作家2名の個展をそれぞれ開催
※すべて敬称略
今回紹介したアート展は2022年8月11日〜8月16日の期間中に開催される予定のイベント。状況により開催概要の変更も予想されるので、当日お出かけ前に公式サイトなどでチェックをお忘れなく。オモハラエリアで、アート三昧なお盆休みを楽しんでみては。
Text:miwo tsuji