定義しがたい“SKOLOCT”という存在
Feb gallery Tokyoにて、SKOLOCTの個展『SKOLOCT』を、8月5日(金)〜 8月21日(日)の期間で開催する。
これまでに、「HYSTERIC GLAMOUR」「STUSSY」「UNDERCOVER」「TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.」「VLONE」など多岐にわたるファッションブランドとコラボレーションしているSKOLOCT。“SKOLOCT”はアーティスト中野毅の活動名でもあり、作中に登場する生物の名前でもあり、その生物をあしらったファッションアイテムを制作しているブランド名でもある。その定義しがたい“SKOLOCT”という単語の多義的な意味と呼応するように、作中に登場する生物“SKOLOCT”は、作品ごとにメタモルフォーゼを繰り返し、観る者を幻惑させる。
ボーダレスにジャンルを横断していく柔軟な制作姿勢は、観る者を自由な思考の伝染に巻き込んでいく。「良いとされているものが良い。」という固定化された価値観は、作品ごとに不断の解体と再構築を繰り返す“SKOLOCT”の前では無意味だ。彼の「地球を揺らすようなヤバいモノを作りたい。」という欲望が、絵画世界に生きる生物“SKOLOCT”と共鳴し、共犯関係を結び、一緒に作品をつくり上げている。そして、“SKOLOCT”を眺めたり、身に着ける我々もまた例外ではなく、彼らの共犯関係の中に取り込まれてしまうのだ。
Feb gallery Tokyoのオープニングエキシビション「Keep in touch 展」では、絵画作品2点と立体作品1点を出展したSKOLOCT。本展では大型キャンバスを含む新作18点を展示し、ギャラリーとのコラボグッズも販売予定だ。目まぐるしく姿かたちを変えていくSKOLOCTの今を、南青山で捉えに行こう。
■概要
個展『SKOLOCT』
開催期間:8月5日(金)〜 8月21日(日)
営業時間:12:00〜19:00
開催場所:Feb gallery Tokyo
住所:東京都港区南青山4-8-25
※お出かけの際はマスク着用の上、こまめな手洗い・手指消毒を行い、混雑する時間帯、日程を避けるなどコロナウィルス感染症対策を十分に行いましょう。
>>EDITOR’S VOICE
Feb gallery Tokyoから徒歩8分ほどの場所にあるINTERSECT BY LEXUS - TOKYOでは、わたあめが乗ったユニークで美味なかき氷を提供中。この夏の期間限定メニューなので、気になる方はお早めに!
Text:Arisa Watanabe
INFORMATION
Feb gallery Tokyoでアーティスト・SKOLOCTの個展を開催
- 住所
- 東京都港区南青山4-8-25
- 営業時間
- 12:00〜19:00
- 定休日
- 月曜日・火曜日
