2度目の個展で見せる新たな実践
Blum & Poe (東京) では、ロサンゼルスを拠点とするアーティスト、アーロン・ ガーバー=マイコフスカの当ギャラリーで2度目となる個展「Cushion of Air」を、3月19日（土）〜5月7日（土）の期間で開催する。
Blum & PoeはWITH HARAJUKUの隣、原宿神宮の森というビルの5Fにある現代美術ギャラリー。ロサンゼルス、ニューヨーク、そして東京にギャラリーを構え、世界中の優れたアートを紹介している。
「Cushion of Air（空気のクッション）」と名付けられた本展では、波状のポリプロピレン製のシートの上に、インクや手製のオイルパステルによって作家の身ぶりを記録し、捉えた絵画作品を公開する。その作品群は、コミュニケーション、対人間のつながり、都市のスプロール化、身体といった要素を掘り下げていくことで、作家が初期から取り組んできたタイムベーストなパフォーマンスの動きの符号を残している。そのキャリアの中で着実に発展させてきた視覚言語についてのメモ書き、あるいは物理的記録であるとも言えるだろう。
自らの外部に存在する場所が作品制作の起点となっている一方で、人間の深層に存在する集合的無意識によって可能になるペインティングのアクションを用いることで、自身の身体の内部に存在する「文化的瞬間」を投影する行為も試みている。彼の実践と、ダイナミックかつ繊細なアートを原宿のギャラリーで堪能しよう。
■キャプション
アーロン・ ガーバー=マイコフスカ 「City Bridge」2021年
Ink and oil on fluted poly
79.7 x 123.5 x 4.4 centimeters
© Aaron Garber-Maikovska, Courtesy of the artist and Blum & Poe, Los Angeles/New York/Tokyo
Photo: Marten Elder
Aaron Garber-Maikovska
City Bridge, 2021
Ink and oil on fluted poly
Framed Dimensions: 31 3/8 x 48 5/8 x 1 3/4 inches (79.7 x 123.5 x 4.4 centimeters) © Aaron Garber-Maikovska, Courtesy of the artist and Blum & Poe, Los Angeles/New York/Tokyo
Photo: Marten Elder
■概要
「Cushion of Air」
開催期間：3月19日（土）〜5月7日（土）
営業時間：12:00〜16:00
開催場所：Blum & Poe (東京)
住所：東京都渋谷区神宮前1-14-34神宮の森5F
電話番号：03-3475-1631
※アポイント制にて開廊中。詳細はギャラリーウェブサイトを参照
※お出かけの際はマスク着用の上、こまめな手洗い・手指消毒を行い、混雑する時間帯、日程を避けるなどコロナウィルス感染症対策を十分に行いましょう。
＞＞EDITOR’S VOICE
Blum & Poeから徒歩4分ほどの場所にあるラフォーレ原宿では、4月28日(木)より、自主編集売場「愛と狂気のマーケット ～“おもしろい”才能の出会い系～」がオープン。新進気鋭のクリエイターたちのユニークな作品が続々登場予定です。タイミングが合えばこちらにも立ち寄ってみてはいかがでしょう。
Text：Arisa Watanabe
INFORMATION
Blum & Poeでアーロン・ ガーバー=マイコフスカの個展を開催
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前1-14-34神宮の森5F
- 電話
- 03-3475-1631
- 営業時間
- 12:00〜16:00※アポイント制にて開廊中。詳細はギャラリーウェブサイトを参照
- 定休日
- 火〜土曜（祝日は閉廊）
