シネマ的なレンズを通して「国をまたぐ文化的景観」を捉える
「Seven / Seven:The Fraught Landscape」展が、ファーガス・マカフリー東京にて開催。2022年1月22日(土)〜3月5日(土)まで。
2019年にファーガス・マカフリーNY で開催された『Japan is America』展の続編に位置する本展は、黒澤明監督の日本映画『七人の侍』(1954)と、それに倣い制作された西洋の象徴的映画であるジョン・スタージェス監督『荒野の七人(原題:The Magnificent Seven)』(1960)からタイトルを取っている。
本展では、NY展における日本とアメリカの間に見られた芸術的相互関係の探求を引き継ぎ、太平洋を横断する物語性をさらに推し進め、シネマ的なレンズを通して国をまたぐ文化的景観を捉えることに試みる。出展作家は、セシリー・ブラウン、アナ・コンウェイ、フランチェスカ・ガビアンニ、ミルフォード・グレイヴス、デイヴィッド・ハモンズ、池田龍雄、鴻池朋子、久保田成子、中村宏、リチャード・ノナス、エド・ルシャ、植田正治、ジョセフ・オリサエメカ・ウィルソン。1985年〜2021年に制作された作品を中心に、良心や自己の主張が東洋と西洋の現代アーティストにとっていかに中心的な関心となっているかを考察する。
10名を超えるアーティストによる圧巻の作品群は、日本とアメリカの社会的、政治的、芸術的環境に関する多様な視点を私たちに提示してくれる。国も制作年月も異なる複数の作品が並ぶ本展示は、歴史的でありながら現代的、映画的なコンセプトに根ざしながら、今日において重要な日米のアーティスト間に見られる切迫した関係性を明らかにしてくれるはずだ。
■画像クレジット
1.ED RUSCHA Japan Is America, 2020 Dry pigment and acrylic on paper 15 1/8 x 22 inches(38.4 x 55.9 cm)RUS-0002
2.DAVID HAMMONS Orange is the New Black, 2015 Wood, metal, natural fibers, acrylic 24 1/4 x 9 1/2 x 8 inches(61.6 x 24.1 x 20.3 cm) HAM-0001
3.HIRO
■概要
「Seven / Seven:The Fraught Landscape」展
開催期間:2022年1月22日(土)〜3月5日(土)
時間:11:00-19:00(最新情報は公式サイトにて要確認)
休館日:日、月、祝
観覧料:無料
場所:ファーガス・マカフリー東京
※お出かけの際はマスク着用の上、こまめな手洗い・手指消毒を行い、混雑する時間帯、日程を避けるなどコロナウィルス感染症対策を十分に行いましょう。
>>EDITOR’S VOICE
ファーガス・マカフリー東京から歩いて約6分の場所にあるベーカリー「アマムダコタン(AMAM DACOTAN)」は、福岡発の大人気店の東京初店舗。マリトッツォブームの火付け役としても知られているお店ですが、惣菜系からスイーツ系まで揃うので、手土産やランチにもぴったり。編集部スタッフのレポートも必読です!
※敬称略
Text:miwo tsuji
INFORMATION
10名余の作家による展覧会「Seven / Seven:The Fraught Landscape」がファーガス・マカフリー東京で開催
- 住所
- 東京都港区北青山3-5-9
- 電話
- 03-6447-2660
- 営業時間
- 11:00-19:00(最新情報は公式サイトにて要確認)
- 定休日
- 日、月、祝
- 開催期間
- 2022年1月22日(土)〜3月5日(土)