
PUMAがNEKO-sanとキャットストリートにやってきた
原宿に店舗を構えるスポーツブランドにおいて、もしかしたら一番の古株かもしれない「プーマストア原宿」。2001年開業で実に20年の歴史がある。
そんなPUMAがキャットストリートに旗艦店を移転。「プーマストア 原宿キャットストリート」をオープンした。2021年11月19日(金)から営業を開始したが、事前のプレス向け内覧会に参加することができたのでその模様をレポートしたい。
以前の「プーマストア原宿」が入居していたJR原宿駅からすぐのビルは閉館となり(こちらは建て替えで2025年に新たな商業施設が開業予定)それに伴い「プーマストア原宿」も惜しまれつつ閉店となった。
満を時して今回、PUMAはキャットストリートのほぼど真ん中に拠点を移した。大型のネコ科動物をロゴに掲げるビッグブランドが、同じくネコの名を冠する通りに降臨したのだ。それだけで来るべき場所にやって来た感じがある。
店舗はB1から2Fまでの3フロア構成で展開され、階段には1Fから2Fまで連なる大型LEDモニターを搭載。通りを行く人へのアピールもばっちりだ。
2Fは各種スポーツアイテムを展開するフロア。日本独自企画となるギャラリースペースが目を引く。現在は、
第一弾はヒップホップアーティストや有名企業にもアートワークを提供するイラストレーターTakuya Kamiokaをフィーチャー。オンラインでも手に入らない原宿ストア限定のコラボアイテムも販売されている。
カスタマイズサービス“Make It Yours”もスタート。アイテムは限られるが購入者は無料で刺繍やプリントのカスタマイズが可能。
BMWやRed Bullといったモータースポーツラインを展開しているのも他のブランドにはないPUMAならではのラインナップ。
1Fはライフスタイルアパレルをメインに展開。PUMAと言えばSUEDEだがこの日はNEKO-sanを箔押しした、職人の手作りによる限定30足のSUEDEが展示販売されていた。
店舗限定アイテムも多数展開されている。キャットストリートをモチーフにしたTシャツ。反則級に可愛い。
キャッシャーがある壁面にはアーティスト・HIROTTONによるド迫力のアートワークが据えられている。店舗にはストリートカルチャーやアートが多く取り入れられており、アートギャラリーの多いキャットストリートという立地にフィットしている。
B1はコラボコレクションを取り揃える。Maison Kitsunéや、オーストラリアのストリートブランドButter Goodsなど注目のコラボアイテムもラインナップ。
プレス以外にもこの日は招待客が来店。若い人を中心に、ファッションにこだわりを持っていそうな人も多く見受けられた。
PUMAに対してはオールドスクールなヒップホップの流れを汲む、本物志向の玄人好みなブランド、という印象を勝手に抱いていた。そんな偏ったイメージを覆すように「プーマストア 原宿キャットストリート」には年代、性別、ジャンルを横断する幅広いアプローチが詰まっている。
多様な人々が行き交い、個性豊かなお店が集まるキャットストリートのように、全方位に開かれた懐の広いブランドであることを実感。
最新のPUMAのクリエイションを体感し、プロダクトを手に取ると不思議と購買意欲が湧いてくる。取材もそぞろに、気づくと途中から買い物することばかり考えてしまっていた。
「プーマストア 原宿キャットストリート」には、目的がなくとも訪れた人を楽しませてくれる仕掛けが満載されている。キャットストリートを歩く際にはNEKO-sanに誘われ、ふらりと立ち寄ってみてはいかがだろうか。あなたの知らない、アップデートされたPUMAに出会えるはずだ。
■概要
プーマストア 原宿キャットストリート(PUMA STORE HARAJUKU CAT STREET)
営業開始:2021年11月19日(金)〜
営業時間:11:00〜20:00
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目17番25号 原宿250A
電話番号:03-6450-5246
Text:Tomohisa Mochizuki
