ビームスT 原宿 ストアマネージャー日下拓哉さんが選んだ1冊
秋の夜長に読書のススメ。表参道・原宿エリアのカフェ、レストラン、セレクトショップ、お花屋さん、街の書店。オモハラエリアで働く人たちにおすすめの1冊を聞きました。読書の秋企画【私の1冊】では愛読書とともに、個性溢れるお店と人の魅力にフォーカスします。
今回おすすめしてくれたのは、ビームスT 原宿 ストアマネージャー日下拓哉さん。
日下拓哉(くさかたくや)/ビームスT 原宿 ストアマネージャー。スタッフ時代より多方面のカルチャーに精通した経験と人脈を活かし、数々のアーティストをビームスT 原宿に招致、企画展を開催してきた。ZINEやアートブックを蒐集し、自身でも過去にZINEを制作したことがある。趣味である柔術熱が再燃しており特技は三角絞め、かと思いきや二日酔いとのこと。
日下さんおすすめの1冊は?
『DREAM EASY』/Jason Dill(ジェイソン・ディル)
「ZINEにハマるきっかけになった1冊ですね。『FUCKING AWESOME(ファッキンオーサム)』というブランドを手がけるスケーター・アーティストのジェイソン・ディルが制作したもの。
とにかく写真が強烈で、彼の見ているリアルな視点や匂いが詰まっています。無修正のヤバい写真にブランドロゴのシールが貼られていて面白いんですよ。剥がしてもまた貼り直せるという親切な仕様になっています(笑)。
発行は2011年ですが、入手したのは2013年。サンフランシスコのミッション地区という場所にあるショップ「Needles and Pens」で購入しました。当時の雑然としていた雰囲気が好きでしたが、今は小綺麗なお店になっちゃいました。
サンフランシスコは何度も足を運び、僕の尊敬するライダー・アーティストのDustin Klein(ダスティン・クライン)に会えた場所。タトゥーを彫ってもらったり、ここ(ビームスT 原宿)に呼んで展示もやりました。思い出が詰まった土地との繋がりと、初期衝動を思い起こさせてくれるZINEです。」
■ビームスT 原宿の最新情報
日下さんによる秋冬シーズンのイチオシは、様々なカルチャーを取り入れたモダンカジュアルウエアを展開する「bal」の新作。「くすんだカラーリングが魅力のスウェットセットアップ(フーディ,パンツ:各25,300円)や、色鮮やかなグラフィックのジャカードニット(19,800円)がいい感じです。マイクロファイバー素材のフィッシュテールコート(68,200円)は、ビームスT 原宿限定商品なのでセットアップ(パンツ:40,700円)でぜひ。ドローコード付きのバケットハット(6,600円)も人気です」。
■ビームスT 原宿
"Art for Everyday" をコンセプトに、日々世界中で生み出されるアートをTシャツというキャンバスに表現し発表。数多くのエキジビションを開催し、アーティストと訪れた人が交流できるハブとしての機能も持っている。ユニークなディスプレイと鋭い感性のセレクトで注目を集め続けている。そんな「ビームスT 原宿」は今年20周年を迎え、花井祐介や長場雄、FACEなど親交のあるアーティスト9組と記念展示を行った。当初はTシャツ専門店としてオープンしたが、現在ではTシャツ以外にも多彩なラインナップを展開。