独創的で美味しいパンを堪能
福岡の六本松に本店を構えるベーカリー「アマムダコタン(AMAM DACOTAN)」が、2021年10月1日(金)より表参道にオープン。アマムダコタンは、マリトッツォブームの火付け役とも言われている、今年大注目のベーカリー。話題の味を確かめるべく、足を運んだ。
オープン初日はあいにくの大雨。にもかかわらず、朝から2時間待ちに及ぶ行列が続いたという。編集部が訪れたのは、オープンから約一週間後の木曜日。開店時間より30分ほど早く到着したが、すでに大勢の人が列を成していた。東京進出を心待ちにしていたファンの多さに、入店前から圧倒される。
新店舗は、東京メトロ表参道駅B2出口を上がり、エクセルコ ダイヤモンド青山店横の路地を抜けるとすぐ右手にあらわれる。広々としたオープンテラスがあり、開放感のある外観だ。イートインできるカフェが併設されているので、ドリンクなどのメニューを注文すれば焼きたてのパンをすぐに楽しむことができる。
行列に並び始めてから約1時間後、いよいよ入店。パンの香ばしい香りが立ち込める。
店内は森の洞窟のような雰囲気で、フォトジェニックだ。
ずらりと並んだ色とりどりのパンに魅了される。惣菜系からスイーツ系まで、価格帯は大体200円〜600円ほど。
口を開けたような可愛いフォルムに、たっぷり具材が詰まったスイーツサンド。見た目にも美味しさが溢れている。
ここで、人気No.1の「明太ペペロンチーノバゲット(税込486円)」が焼きたてで登場。福岡発のベーカリーならではの商品だ。
続いて、「アマムダコタン」の名を世に広めるきっかけとなった「マリトッツォ(税込356円)」も運ばれてくる。オレンジピールがちょこんと乗っており、可愛らしいフォルムとぎっしり詰まったクリームが目を惹く。
店員さん達がとてもフレンドリーで親切に対応してくれた。忙しい中でも笑顔を絶やさず和気あいあいと働いていたのがとても印象的。
彫刻のような光沢が何とも美味しそうなカヌレ(税込194円)。
ダコタンバーガー(税込497円)を代表とする惣菜系サンド。こちらもたっぷりの具材が使われている。
どれも美味しそうで選びきれない。とにかく、プレートに乗るだけパンを買い込む。
レジカウンターの下にぽつんと置かれた小さなパンは、アマムダコタン表参道店で初めて焼かれた記念すべきパンだという。「初心を忘れないように」という思いで展示しているそう。
夢中でパンを選び、編集部へのお土産も含め10個以上パンを購入したが、5000円に収まった。パンのボリュームから考えるとかなりお得感があるように思える。「アマムダコタン」と裏側には姉妹店の「ダコメッカ」のロゴが入ったショッパーも可愛くて、お土産に喜ばれそうだ。
そして、購入したマリトッツォを早速試食。まずは最もオーソドックスなマリトッツォから。
ふわふわでモチモチのブリオッシュに、甘すぎないクリームがたっぷりと挟まれている。オレンジピールの香りが口いっぱいに広がり、意外にもさっぱりと完食できた。これは何個でも食べられそう。
次は、「餡子のマリトッツォ(税込388円)」。甘さ控えめのクリームと味わい深いあんこが調和し、こちらも止まらなくなる美味しさ。
最後は、ボリューミーな「明太ペペロンチーノバゲット」。にんにくの香りが食欲をそそる。かなりまろやかで辛味はないが、しっかり明太子の風味を感じる特製明太子バターがやみつきの逸品。切ってシェアして食べられるのも楽しい。
早くもリピーターが続出しているという「アマムダコタン表参道店 」。感動的な味はもちろんのこと、テーマパークのような店内や、親切で気持ちの良い接客も人気の秘訣。日本最高峰のパンを、ぜひ表参道で味わって。
■概要
アマムダコタン表参道店
営業時間:10:00〜19:00
住所:東京都港区北青山3-7-6
電話番号:03-3498-2456