
通りすがりにCBD、いかがですか?
寝付きや寝起きが良くなるとか、リラックスできるとか、巷で話題のCBD。何度か試したことはあるけれど、日常的に摂取するにはコスト的にちょっとだけハードルが高かった。オンラインで探してもどれがいいのかわからない。そんな中、CBDブランド「GIRA BOND.(ジラボンド)」がCBDを手軽に楽しめるコーヒースタンドを新たに出店たと聞き、オープン初日に立ち寄った。
「GIRA BOND.」が出店しているのは9月8日にオープンしたばかりの新たなスポット「Section L Pop-up House」。ここは、Z世代のクリエイターたちが集って企画し、実験を行う3階建ての複合施設である。表参道のローソンの脇を原宿通り方面に進んでいくと左手に現れる。
CBDとは「カンナビジオール」という大麻草の茎や種子から抽出された成分のこと。日本では大麻は法律で所持が禁止されているのはご存知の通りだ。
しかし、CBD成分に関しては日本でも安全性が認められていて、依存症や過剰摂取のリスクはなく、健康メリットや不安を鎮める効果やストレス軽減が期待できると注目されている。
コーヒースタンドではCBD配合のグミ、ベイプ、オイルなど「GIRA BOND.」製品も販売。気に入ったものがあればその場で買える。製品についてや使い方、CBDの基礎知識も丁寧に案内してくれるので安心。気になるアイテムについてはガンガン聞いてみよう。
お店に入ることなく、散歩や買い物ついでに、CBDとコーヒーが手軽に楽しめるのは嬉しい。ホットアメリカーノ、コールドブリュー、ラテ、カプチーノ、ノンアルコールビールなど、価格は500円〜700円ほど。ドリンク+200円でCBDをドロップできる。
おすすめはコールドブリュー。コールドブリューには、有名バリスタが監修する「GIRA BOND.」オリジナルのコーヒー豆が使用されている。その名も「Floating Cloud」。代々木上原の人気カフェバー「No.」のバリスタ荻原将司さんによって、CBDオイルとの相性と美味しさを追求したオリジナルブレンドだ。
浮雲のように自由に、気負わずに飲めるコーヒー、という意味が込められていてネーミングも素敵。コーヒーだけで飲みたい時も、「GIRA BOND.」のオイルと合わせても、自然な混ざり合いを感じる味に仕上がっている。
「GIRA BOND.」で使用されているCBDは、通常のオイルタイプとは異なる水溶性化(乳化)タイプの「nano CBD」。オイルは体内で乳化されてから吸収されるが、「nano CBD」はダイレクトに体に摂取されるため、通常のオイルタイプよりも吸収率が5倍程度高いと言われている。
CBDの効果を体感してもらいやすい上に、ドリンクにも溶けやすいため「nano CBD」を採用したとのこと。 残念ながらこちらは製品としては販売されていない。「GIRA BOND.」コーヒースタンドで味わえる特別なリキッドなのだ。
「nano CBD」は乳化タイプなので見た目も白く濁っているのが特徴。ノンアルコールビールとの相性もいいということで試してみた。そのままでも美味しいが、CBDを足すと、さらにコクと後味の香りが際立つ印象。
「GIRA BOND.」が出店する「Section L Pop-up House」は飲食業界で話題を生んでいるフードクリエイターが複数出店する「令和食品館」や、花に囲まれながらシーシャやお茶を楽しむことができる「HANARIDA」など、コンセプチュアルなショップが期間限定で入居。多様なコンテンツと人が集まり、交流する場所として運営されていく。「GIRA BOND.」も施設のコンセプトにシンパシーを感じ、出店を決めたという。
空間デザイン・施設プロデュースを手がけたのは様々な遊休不動産活用実績のあるクリエイティブ企業ANCR。代表であり、気鋭の空間デザイナー福島 颯人さんがプロジェクトの音頭を取った。
CBDを楽しめるお店はここ数年都内を中心に広がりを見せている。CBDを使ったコース料理を振る舞うお店もあれば、店舗でゆっくりとCBDコーヒーやドリンクを楽しめるお店もある。それらは、言わばちょっとだけ贅沢な、非日常の特別感が大きな魅力。
そんな中で「GIRA BOND.」はCBDを日常をより豊かにする新しいルーティンとして、ライフスタイルに取り入れて欲しいとCBDの普及に力を入れている。CBDの魅力や楽しみ方に触れられる場を作るとともに、まずは感度の高い人たちに知ってもらいたいと、トレンドの発信地である原宿エリアでその試みをスタートさせた。
すでに原宿にもCBD製品を取り扱う専門のカフェがある。一方で「GIRA BOND.」が店舗ではなくコーヒースタンドとして出店した理由を「馴染みの深いコーヒーを通して、同じようにCBDを日常の中で気軽に楽しんでいただきたいから」とPRディレクターの最賀えみなさんは話してくれた。
取材の合間の時間だったが、「GIRA BOND.」の高品質なCBDとコーヒー、ノンアルコールビール、CBDグミまで試させてもらった。「GIRA BOND.」コーヒースタンドのウリはすぐにCBD効果が体感できること。体質によっては顕著に体調に現れる人もいるそうで、この直後の取材はなんだか調子が良かったように思う。半ば思い込みだとしてもいい気分で過ごせるのはいいことである。
旧くから海外文化を受け入れ、その影響を色濃く反映させてきた土地だけに、まだ浸透していない新しい文化の定着を促す場所としてはうってつけのエリアと言えるかもしれない。
また、通りがかった際や休憩時間でも気軽に利用できるコーヒースタンドスタイルは、ショップやオフィスが密集し、比較的近い距離を周遊する原宿エリアとの親和性を感じた。時間に余裕があるときはテラス席でのんびり過ごすのもいい。
「GIRA BOND.」のコーヒースタンドのように歩きながら、気軽にCBDを楽しめるスポットが増えたら街で過ごす時間がより豊かになりそうだ。
■概要
Coffee Stand by GIRA BOND.
オープン日:2021年9月8日(水)
営業時間:11:30-20:00
場所:Section L Pop-up House 1F
住所:東京都渋谷区神宮前4−27-2