報道では見えないリアルな街の姿とは?
2021年4月4日(日)まで、キャットストリート裏のギャラリー「SO1(エスオーワン)」にて写真家・更井真理氏の写真展が開催されている。
更井真理氏は2014年よりニューヨークを拠点に活動。『VOUGE』『ELLE』『NYLON』といったファッション誌や、アヴリル・ラヴィーン、パリス・ヒルトンら著名人のポートレートを多数撮影するなど活躍してきた。
今回の写真展は、更井氏の写真集『SEPT. 2020 NYC』の発売を記念したもの。タイトルにもあるように撮影が行われたのは2020年9月。非常事態宣言下のニューヨークの街を記録した作品なのだ。
更井氏にとってストリートフォトの撮影は初めて。毎日3台のカメラを持って街を練り歩いたという。そこで見たものについて彼女は以下のように語っている。
「ニュース報道ではゴーストタウンになった街ばかりが映し出されていたが、カメラを抱えて出かけた実際のニューヨークはまったく終わっていなかった。それどころか再生のエネルギーに溢れていた」
差別やマイノリティへの抑圧に争うようにメッセージを舗道に書き込み、プラカードを掲げる若者、ローラースケートで躍りまくる老若男女。撮影を通して更井氏が改めて感じたのは、ニューヨークという街の懐の深さだった。
会場ではサイン入り写真集の販売のほか、貴重な未公開写真の展示販売や映像も公開。困難に立ち向かいタフに生きるニューヨーカーたちのエネルギーを、原宿のギャラリーで感じてほしい。
■概要
Sarai Mari「SEPT. 2020 NYC」
開催期間:2021年3月26日(金)〜4月4日(日)
開催場所:SO1(エスオーワン)
住所:東京都渋谷区神宮前6-14-15
開催時間:12:00〜18:00
写真集販売価格:¥4,950(税込)
※来場者及びスタッフなど、すべての方の安全と安心を考え、混雑緩和のため事前予約をお願いいたします。事前にご予約をいただいていない方は、入場をお待ちいただく場合がございます。ご来場の際は、SO1公式インスタグラム - DM にて、 お名前・人数・来場希望日程をお申し込みください。
>>EDITOR’S VOICE
写真展の後は、ニューヨーカーに愛されるワンハンドグルメでお腹を満たしては? ギャラリーSO1からキャットストリートを2分ほど歩いたところにある「LUKE'S LOBSTER(ルークスロブスター)」はマンハッタンで生まれたお店。高級食材のロブスターをパンに挟んでカジュアルに楽しむことができる。
Text:Natsuno Aizawa
INFORMATION
写真家・更井真理が原宿SO1で個展 コロナ禍のNYを切り取った写真や映像作品から人々のエネルギーを感じる
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6-14-15
- 営業時間
- 12:00〜18:00
- 定休日