生産者と消費者の間に循環を生む
2021年5月より、青山ファーマーズマーケットを基点に会員制の新たな農業モデル「CSA(Community Supported Agriculture、地域支援型農業)」の運用が開始。それに伴い、4月17日(土)まで参加会員を募集している。
CSA(地域支援型農業)とは、消費者が農家から事前に1年分の野菜を購入し定期的に受け取るという農業モデル。これにより農家は収穫量や市場に左右されることなく安定的に収入を得ることができ、また消費者にとっても顔のわかる生産者から新鮮な野菜を手に入れられるというメリットがある。この農業モデルは1980年頃からアメリカで始まり、現在は欧米を中心に普及しているという。
5月から始まるプロジェクトは、毎週土日に国際連合大学前広場で開催されている青山ファーマーズマーケットを基点に運用。農家は青山ファーマーズマーケットへの出店と並行して定期的な野菜の受け渡しが可能になる。従来の野菜の定期便とは違い、配送に依存しない物流を実現できるのも特徴だ。
また会員(消費者)は家庭で出た生ゴミを分解・堆肥化させたコンポストを、野菜を購入している農家と連携することが可能。堆肥は適切な処理の上、農家が作物を栽培する際に利用され、それが作物となって会員のもとに戻ってくる。
このプロジェクトを企画・運営する株式会社4Natureはこれまでも家庭で出た生ゴミを堆肥化するプロジェクト「1.2 mile community compost」などに取り組んできたが、今回は堆肥化に止まらず生産者と消費者の間に循環を生み出す。持続可能な社会の実現へ向けた一歩として、この機会に参加を検討してみては。
■概要
CSA(Community Supported Agriculture)会員募集
募集期間:2021年3月18日(木)〜4月17日(土)
プロジェクト基点:青山ファーマーズマーケット
住所:東京都渋谷区神宮前5-53-70 国際連合大学前広場
※お申し込みは応募フォームから
>>EDITOR’S VOICE
OMOHARAREAL編集部では、家庭で出た生ゴミを堆肥化する株式会社4Natureのプロジェクト「1.2 mile community compost - Omotesando -」を取材。コンポストや堆肥について知りたい人は、こちらもあわせて読んでほしい。
Text:Natsuno Aizawa
INFORMATION
生ゴミが新鮮野菜になって返ってくる?@青山ファーマーズマーケット CSA(地域支援型農業)会員を4Natureが募集中
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-53-70国際連合大学前広場
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- 定休日