何気ない視点に垣間見る現代のリアル
2021年3月30日(火)まで、国連大学近くの「青山ブックセンター本店」にて編集者・写真家として活躍する都築響一の写真展「二度と行けない店と、アイドルの部屋(リアル)」が開催されている。
都築響一は1956年東京生まれ。上智大学在学中より執筆活動を始め、雑誌『POPEYE』『BRUTUS』などでフリーランス編集者として活躍してきた。写真家としては日本各地の珍スポットをまとめた写真集『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞するなど評価されている。
現在開催中の写真展は、2冊の書籍『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』(ケンエレブックス)、『IDOL STYLE』(双葉社)の刊行を記念したもの。前者は芸人、アイドル、ミュージシャンら各界の著名人100名が“二度と行けない店”にまつわるエッセイを綴った640ページにも及ぶグルメガイド。本展ではその中から、都築による写真作品を展示販売している。対する後者は、50名以上のアイドルの部屋と彼女たちのファンの部屋を見開きで対峙させた写真集。本展でもアイドルとそのファンの部屋の写真が横並びに展示されているほか、彼ら彼女らの私物、グッズからもアイドルカルチャーに渦巻く熱を感じることができる。
人々の生活や何気ない視点にスポットをあて、そこからリアルな現代社会を切り取る都築響一。ぜひ会場で、その世界に触れてみてほしい。
※敬称略
■概要
都築響一:二度と行けない店と、アイドルの部屋(リアル)
開催期間:2021年3月17日(水)〜30日(火)
開催場所:青山ブックセンター本店 ギャラリースペース
住所:東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア B2F
営業時間:10:30~21:00(土日 10:00〜)
※最終日は17:00まで
※状況により、営業時間の変更がある場合もございます。お手数ですが、お出かけ前にご確認ください。
観覧料:無料
>>EDITOR’S VOICE
写真展会場の青山ブックセンター本店は表参道&原宿エリア最大の書店で、約10万冊もの書籍を取り扱っている。一般の書店では取り扱いの少ない海外雑誌も充実しているので、お気に入りの1冊を探してみてほしい。
Text:Natsuno Aizawa
INFORMATION
都築響一写真展@青山ブックセンター 『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』『IDOL STYLE』刊行記念
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-53-67コスモス青山ガーデンフロア B2F
- 営業時間
- 10:30~21:00(土日 10:00〜)
※最終日は17:00まで
※状況により、営業時間の変更がある場合もございます。お手数ですが、お出かけ前にご確認ください。 - 定休日