プレオープンからの人気ぶりに期待が高まる
2021年1月初旬、原宿の人気ベーカリー「The Little BAKERY Tokyo」が移転した。もとの場所から50mほどのところにある新店舗は、プレオープン中にもかかわらず連日盛況。訪れてみると、系列店「GOOD TOWN DOUGHNUTS」のドーナツも買えるようになっていたり、イートインスペースが増設されていたり、気になるポイントが続々! 撮り下ろし写真とともにレポートする。
「The Little BAKERY Tokyo」は、アメリカの自由に組み合わせる食文化をお手本に、国産食材で安心・安全なパンや焼き菓子を作るお店。約30種類ある商品は店内の工房で手作りしており、焼き立てが順次店頭に運ばれてくる。
レジカウンター隣のショーケースに並ぶのは、系列店「GOOD TOWN DOUGHNUTS」のドーナツ。「The Little BAKERY Tokyo」の移転を機に両店が集約され、ドーナツもパンも一つの店舗でまとめて買うことができるようになった。
「GOOD TOWN DOUGHNUTS」のドーナツはカラフルな見た目ながら、使用している素材はすべて果物などに由来する天然のもの。ラズベリーのピンク色が可愛い新商品「HOMER SIMPSON」(写真右)など常時20〜30種類が揃う。
移転後にもう一つ大きく変わったのは、店内にイートインスペースができたこと。パンや焼き菓子、ドリンクだけでなく、新たにランチのセットメニューも登場し、ゆっくり食事を楽しめるようになった。
ランチメニューはピザやサンドイッチのセットなど種類豊富で、ついつい悩んでしまう。ちなみに、どれもテイクアウト可能だそう。
悩んだ末にオーダーしたのは「煮込みチーズハンバーグとお好みの自家製パン」。ハンバーグを一口食べると、その本格的な味わいに驚く。聞けば手掛けているのは、すぐ近くにある人気の定食店「ザ テイショクショップ」だそう。粗挽き肉を使ったハンバーグはジューシーで、しっかりと肉の旨味も感じられる。セットのパンは4種類から選ぶことができ、今回は「コーンブレッド」をセレクト。コーンの素朴な甘みとプチプチ感がくせになる。
もちろん、店内で販売しているパンやドーナツをドリンクと一緒にイートインすることも可能。パン棚を見ると、移転前からの人気商品「あんバターボール」も健在だ。
新商品として加わった「北海道産ミルク角食」。水の代わりにミルクや生クリームをたっぷり使ったこの食パンは、ふわっふわでなめらかな口溶け。食パン好きにはぜひ試してほしい。
移転後の「The Little BAKERY Tokyo」は、ゆっくりイートインを楽しめるようになっていたり、商品のラインナップがさらに充実していたり、以前にも増してパワーアップ。原宿屈指の人気ベーカリーの再出発は、この街の食カルチャーを刺激しそうだ。
■概要
The Little BAKERY Tokyo
グランドオープン:2021年3月予定 ※現在プレオープン中。グランドオープンは緊急事態宣言の状況により変更の可能性あり
住所:東京都渋谷区神宮前6-13-6
電話番号 : 03-6450-5707
営業時間:9:00〜19:00 ※緊急事態宣言の再発令に伴い現在は10:00〜18:00
定休日:年末年始
Text:Natsuno Aizawa