1968年、人々に未来を見せた名作がテーマ
2021年2月19日(金)〜4月25日(日)、表参道のGYRE GALLERYにて「2021年宇宙の旅 モノリス_ウイルスとしての記憶、そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ」が開催される。
この展覧会は、1968年に公開された映画『2001年宇宙の旅』からインスピレーションを受けている。SF映画の金字塔と言われるこの映画は、人間とテクノロジーの関係、人類の進化をテーマにしたもの。猿人が謎の黒い石板「モノリス」に触れたことで「ヒト」へと進化し、やがてその謎を解こうと有人木星探査に旅立つ。そのさなか、宇宙船をコントロールしていた人工知能「HAL9000」が乗組員に反乱を起こす…というストーリーだ。
今年は映画の時代背景となった2001年から20年目。本展では「モノリス」「HAL9000」とは何だったのかを改めて問い直すとともに、1980〜90年代のサイバーカルチャー勃興を経た現代における「宇宙旅行」「AIの反乱」「非人間的な知性」「人工的な進化」などの諸問題を芸術作品を通して探究する。
会場に並ぶのは、赤瀬川原平、ピエール・ユイグ、アニッシュ・カプーアら9組のアーティストによる作品。宇宙を閉じ込めた缶詰、臓器の機能を拡張させるためのコルセット、キャラクターが月面をさまよう映像などから、現代に生きる私たちは何を感じるのだろうか。
※敬称略
■概要
2021年宇宙の旅 モノリス_ウイルスとしての記憶、そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ
開催期間:2021年2月19日(金)〜4月25日(日)
場所:GYRE GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3F
電話番号:03-3498-6990
開廊時間:11:00〜20:00
定休日:GYREに準ずる
>>EDITOR’S VOICE
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Text:Natsuno Aizawa
INFORMATION
SF映画『2001年宇宙の旅』とは何だったのか? 表参道GYRE GALLERYで赤瀬川原平らのアート作品から問い直す展覧会
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-10-1GYRE3F
- 電話
- 03-3498-6990
- 営業時間
- 11:00〜20:00
- 定休日
- GYREに準ずる