1年を通して街じゅうにアートが出現
街なかの未利用壁面を使った新たなアートプロジェクト「Wall Art MUSEUM STORE」が2020年12月10日(木)よりスタート。約1年にわたり掲出場所を変えながら、表参道、原宿、渋谷など都内各所に知的障害のあるアーティストの作品を掲出する。
このプロジェクトは、東急株式会社の未利用壁面広告事業「ROADCAST」と、知的障害のあるアーティストの作品に新たな価値を生み出す福祉実験ユニット「ヘラルボニー」のコラボレーションによるもの。掲出された作品には専用サイトに繋がるQRコードが付随しており、掲出作品を落とし込んだアートプロダクトを購入できる。プロダクトの売り上げの一部は知的障害のあるアーティストにバックされるといい、未利用壁面の活用とウォールアートによる街の活性化、新しい購買体験を掛け合わせた実験的なプロジェクトだ。
初期の掲出場所は渋谷区、新宿区、中央区、港区の4区内の約40カ所。表参道&原宿エリアでは現在、船場マンション②(神宮前1-14-4)、吉川表参道ビル(北青山3-5-23)、南青山MRビル(南青山3-2-2)の3箇所で作品が掲出されているので、足を運んでみてほしい。
今回始動したこのプロジェクトは、街全体を“ミュージアムショップ”と見立てた新しい壁面活用への挑戦。この先1年間、様々な場所に現れるアートによって街にどんな変化があるのか楽しみだ。
■概要
Wall Art MUSEUM STORE
開催期間:2020年12月10日(木)~約1年間 ※時期によって掲出場所が変化します。
掲出場所:渋谷、原宿、表参道、銀座、六本木地域の未稼働広告約40箇所
※掲出場所MAPはこちらから
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TRUNK(HOTEL)でも、アートの力で新しい価値を創造する取り組みが。2021年2月頃予定までメインラウンジでは、日々廃棄されてしまう花々を原料として染色したテキスタイルのインスタレーション「Interaction of color」が展開されている。ラウンジではドリンクの提供をしているので、街歩きの休憩に立ち寄ってみては。
Text:Natsuno Aizawa