様々なカルチャーに影響を受けた南部料理とは?
朝ごはんを通して世界各地の文化を紹介する「WORLD BREAKFAST ALLDAY(ワールド・ブレックファスト・オールデイ)」。2ヶ月ごとに異なる国の朝ごはんが登場する同店では、2020年11月29日(日)までアメリカ南部を特集している。
そもそもアメリカ南部とは、現在の合衆国の南東部に位置するエリアのこと。一般的には、南北戦争(1861〜1865年)でアメリカ合衆国から分離して「アメリカ連合国」を形成したジョージア州やアラバマ州、ミシシッピ州などを指す。このエリアにはイギリスやフランス、アフリカ、ネイティブアメリカンなど様々な民族の文化が入り混じってきた背景があり、南部料理もそれらの影響を受けた独特のものとなっている。
WORLD BREAKFAST ALLDAYの特集のメインとなるのはワンプレート。特集中の「アメリカ南部の朝ごはん」では、熱々のソーセージグレービーをたっぷりかけたバターミルクビスケットに、グリッツ(トウモロコシのお粥)、目玉焼き、ベーコンそしてピーナッツバターをぬったリンゴを一皿で楽しむことができる。
その他、サイドディッシュとして愛されるフライドオクラ、缶詰の普及とともに広まったパイナップルアップサイドダウンケーキ、定番のドリンクとして知られるスウィートティーやアーノルド・パーマーなども揃っている。今回の特集で登場している料理は、すべてテイクアウトも可能だ。
歴史的、地理的な背景から独特の文化が形作られたアメリカ南部。海外旅行が難しい今、普段はあまり触れることのない料理を通して、ちょっとした旅気分を味わってみては。
■概要
WORLD BREAKFAST ALLDAY「アメリカ南部の朝ごはん」
提供期間:2020年10月5日(月)~11月29日(日)
価格:1500円(税抜/イートイン、テイクアウト共通)
住所:東京都渋谷区神宮前3-1-23 1F
電話番号:03-3401-0815
営業時間:7:30〜20:00(LO19:30)
定休日:不定休
>>EDITOR’S VOICE
海外旅行が難しい今、異国のカルチャーを身近に感じる方法はいろいろある。例えば表参道ヒルズ裏の「MAKI Gallery」では、2020年11月21日(土)まで「California dreamin’ ― “On such a winter’s day”」が開催されている。ロサンゼルスを拠点に活動する陶芸家、ジェニファー・ロックリンによる日本初個展。会場には、カリフォルニアを愛する彼女がそのカルチャーや自然、自身の身近に起きる事柄からインスピレーションを受けたという不思議な形の陶器が並んでいる。ぜひ訪れて、アートから異国の風を感じてみてほしい。
Text:Natsuno Aizawa
INFORMATION
アメリカ南部へトリップ WORLD BREAKFAST ALLDAYの朝ごはんで旅気分を味わおう
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3-1-23 1F
- 電話
- 03-3401-0815
- 営業時間
- 7:30〜20:00(LO19:30)
- 定休日
- 不定休