9人目はrag & bone coffeeマネージャー・鳥居大樹さんセレクトBOOK
食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、そして読書の秋。いつも行くカフェのスタッフさん、街の書店の店長さん、レストランのシェフ…この街で働く人たちが選ぶ「おすすめの1冊」を紹介します。
今回は、rag & bone coffeeマネージャー・鳥居大樹さんに選んでいただきました!
鳥居大樹(とりい ひろき)/セレクトショップ、呉服屋、広告代理店を経て、東京発フライドポテトとジンジャーエールの専門店「BROOKLYN RIBBON FRIES」のPRとして全国を飛び回る。その後、フリーのPRをしていたところNY発アパレル「rag & bone」から声がかかり「rag & bone coffee」のリニューアルオープンのディレクションを行う。現在はマネージャーとしてお店に立ち、軽快なトークと美味しいドリンク&フードでリピーターを増やし続けている。エンターテイナーになりたい目立ちたがり屋。ディズニーとカラオケが好き。
鳥居さんおすすめの1冊は…
『Cinema Table』 著:高橋ヨーコ (CineVine)
その理由とは?
「FOOD IS ENTERTAINMENT! この本を通じて、“料理が、美味しいのは大前提”ということを改めて感じました。
これは、映画に出てくる料理を写真とレシピで紹介している本です。『クレイマー、クレイマー』のフレンチトースト、『刑事ジョン・ブック 目撃者』のフライドチキンとレモネードなど、映画を見た後に食べたくなる料理が並んでいます。
スタイリストの岡尾美代子さんとフードディレクションの馬詰佳香さん、そして写真家の高橋ヨーコさんが魅せる、“美味しい”だけではない、実際にストーリーの中にいるような見せ方が素晴らしいですね。うっとり。料理が、舌からだけではなく、目からも美味しい!と感じていることに気づかされます。
新メニュー開発やインスタでの見せ方などにも、この本からインスピレーションをもらってます。どのように見せ、ストーリーを伝えるのかを考えさせられます。
読書の秋と食欲の秋を両方カバーできるのもおすすめ理由の1つです。料理をしたことない人って、どこから手をつけたらいいかわからないし、そもそもきっかけがないのでやらない。でも不思議とそんな人が料理してみたくなる。ってところが好きです(僕です)。実は僕、食べることは大好きなのですが、料理は全然やらないんですよ。でも好きな映画に出てくる料理なら主人公の気持ちになって楽しく作ることができました。お試しあれ!」
◾️rag & bone coffeeの最新情報
10月13日(火)より、岐阜県美濃市にある「HAPPA STAND」とコラボレーションしたドリンク「MATCHA LATTE」「HOJICHA LATTE」「OCHA」が登場! いずれもオーガニック茶葉のみを使用。ラテにはきび砂糖と牛乳のみを加え、茶葉の美味しさをシンプルに味わえる一杯に仕上げている。
◾️rag & bone coffee
2020年3月5日にリニューアルオープンしたばかりの「rag & bone coffee」。リニューアル後は、すべてのフード&ドリンクメニューを一新し、コーヒー専門店というよりは、ローカルに根付いた“喫茶店”のような存在を目指している。全粒粉の食パンで作った彩り美しいオープンサンドは、エルヴィス・プレスリーが愛したというサンドウィッチをベースにした一品や、ヨーグルトとクリームチーズ、レモンのサンドなどが人気。
Text:Ayaka Minoda