9年間書き続けた「日」から「立ち止まる」ことの大切さを知る
「がんばろう、表参道&原宿」の企画内の記事(BLOCK HOUSE「必ず乗り越えてBLOCK PARTYやりましょう!」)でもメッセージをくださった、多様なカルチャーを発信する複合型スペース「BLOCK HOUSE」が2020年6月1日(月)より営業再開。6月5日(金)〜7月5日(日)、「BLOCK HOUSE」内のギャラリー「HARUKAITO by island」にて華雪氏の個展「ながれる」を開催中。
華雪氏は、京都府生まれの書家。立命館大学文学部哲学科心理学専攻修了後、92年より個展を中心に活動する。綿密なリサーチに基づく漢字一文字の作品づくりに取り組むほか、〈文字を使った表現の可能性を探る〉ことを主題に、国内外でワークショップを開催する。『ATO跡』、『書の棲処』などの刊行物や作家活動の他に、『コレクション 戦争×文学』、『石原慎太郎の文学』をはじめ書籍の題字なども手掛けている。
本展では、華雪氏が2017〜2019年の一時期、ほぼ毎日書いて来た「日」のほか、「水」、「心」、「鳥」、「風」を展示する。華雪氏は東北の震災から1年ほどが経ったころから毎日眠る前に特別に準備することなく、手元にある材料で「日」を書くというルールを決めて「日」を書いていた。中断してはまたはじめるを繰り返し既に9年も書き続けている。華雪氏はそんな「日」という作品に対して「大きさも素材もまちまちの紙の束が、これからどうなっていくのかは自分でもわからない。けれど、それが日々というものの正体なのかもしれない」と語っている。
震災の時も然り、現在新型コロナウィルスにより「今度こそ『立ち止まる』ことを考える時期にきてるのではないか」と華雪氏はいう。今回の作品は、時期は違えど「立ち止まること」を書いた作品。この先どうなっていくかわからない日々。この個展は、一度立ち止まり、今後の日々についてしっかり考えるきっかけを与えてくれるだろう。
■概要
華雪の個展「ながれる」
会場名:HARUKAITO by island
参加作家名:華雪 Kasetsu
会期:2020. 06.05 – 07.05 (Opening Reception: 5th Jun 18:00-20:00)
休館・休廊日:月〜水
開館時間:13:00〜18:00
住所:東京都渋谷区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE 2F
TEL:03-6874-3273
>>EDITOR’S VOICE
近くのキャットストリートにある「White atelier BY CONVERSE」が6月11日(木)から、初のWedding向けプリントサービス「CONVERSE wedding」を開始!このサービスのプリントデザインは、ウエディング限定のイラストやタイポグラフィ、アーティスト描き下ろしのスペシャルデザインが用意されているなど特別感満載。見応えのある個展の後は、アートなシューズをゲットしよう。
Text:OMOHARAREAL編集部
INFORMATION
原宿のギャラリー「BLOCK HOUSE」営業再開 書家・華雪個展開催
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE 2F
- 電話
- 03-6874-3273
- 営業時間
- 13:00〜18:00
- 定休日
- 月〜水