【「表参道は第二の故郷」イラストレーター・中根ゆたかさんからのメッセージ】
「この街を好きな人たちは、今は出かけられないかもしれませんが、少し離れることで改めて好きになるかもしれません。田舎を離れ、上京した後に気づく田舎を思うあの気持ちのように。自粛が必要な時ですが、街のことを思う気持ちがあればそれだけで街は生き続けると思っています。
全てが通り過ぎたら、街の施設や店、ギャラリーへどんどん遊びにいきたいと思います!
台風一過と想像すると、晴れやかな青空が到来するのでみんな室内から飛び出そう!ということで落ち着いたら、室内でしていることを外で行えば楽しくなる予感がします。例えば、読書も、食事も、うたた寝も(笑)。
もしも今回のことでフラストレーションがたまっている場合は、それをただの熱量(方向性のない)と考えて、自分の毎日の原動力の一部にすればいい感じに動き続けられると思っています」
中根ゆたか/イラストレーター
1976年滋賀県生まれ。滋賀県立大学環境建築デザイン卒業後、1年間渡米。その後、大阪でデザイナー専門学校を卒業して上京し、神宮前のデザイン事務所を経てイラストレーターとして活動中。東京、箱根、京都、パリ、ポートランドと家族とともに拠点を変えながらも、『POPEYE』の表紙から清水翔太のCDジャケットまで、雑誌・書籍・WEB・プロダクトなど幅広い領域で活躍している。(公式サイトはこちら)
上の写真は、2017〜2018年にOMOHARAREALが実施した“街の会員カード”企画にて、中根さんが表参道&原宿に想いを馳せながらデザインしたカード。「彼らの名前は『レモンと三日月』。cool&funな気持ちを着こなし表参道・原宿を闊歩します。満月(満足)になることはない、常におもしろいものを求める気持ちが彼らを作ったのだと思います。ちなみに、僕にとって表参道・原宿はテンションが上がる一方でとてもほっとする場所。かつて神宮前3丁目のグラフィックデザイン会社に務めていたので、第二の故郷のような感じなのかもしれませんし、そう思いたいという気持ちも確実にあります(笑)」