「STAYHOME」の広がりを感じさせるデータ
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛要請が出されている今、原宿の人通りが平時の約1/10に減少していることがわかった。
このデータは、AI関連開発スタートアップのIntelligence Designが、原宿/明治神宮前エリア(明治通り沿い)のビルで定点的に行っている通行量調査を利用して明らかになったもの。この度の事態による影響を広く知ってもらうため、直近数週間分のデータを公開するに至った。
分析対象となったのは、東京都で初めて外出自粛要請が出された3月28日(土)から4月6日(月)までの通行者数。この期間の1日あたりの通行者数を、2月の平均通行者数と比較した。
この分析結果がまとめられたものが、画像1枚目のグラフ。2月の週末の通行者数は約22,000人だったというが、画像1枚目「原宿/明治神宮前エリアでの1日あたり通行者数【人/日】」を見ると、外出自粛要請が出される前の週末(3月20日~22日)は平均約12,700人、要請後初の週末(3月28日〜29日)は平均約2,600人、2度目の週末(4月4日~5日)は平均約3,200人と減少していることがわかる。(3月29日は降雪の影響も想定)
さらには、平日の通行者数も少しずつ減少。2月平日の通行者数は約18,000人だったというが、外出自粛要請が出される前の平日(3月23日~27日)は平均約12,800人、要請後の平日(3月30日~4月3日)は平均約8,600人になっている。
感染拡大に歯止めをかけるには、人との接触の機会を減らすことが不可欠。今回のデータは、人々の「STAYHOME」の意識が高まっていることの一つの裏付けともいえるだろう。
■調査概要
・調査期間
3月18日~4月6日
・調査エリア
原宿/明治神宮前(明治通り沿い)
・調査データ概要
「IDEA counter」にて匿名化処理して通行者カウントを行ったもの
(撮影条件次第では人数カウントができていないこともあります)
・情報の取り扱い
エッジCPUにて画像処理をして、サーバーには個人情報を保存しない機構になっています。そのため、個人の顔画像などを保存しないようになっており、個人を特定できないサービスです。
■画像について
1枚目:原宿/明治神宮前エリアでの1日あたり通行者数【人/日】
2枚目:原宿/明治神宮前エリアでの外出率【%】(通常時の通行者数との比較)
3枚目:画像処理イメージ
4枚目:設置場所/端末設置イメージ
※データは一部四捨五入等、補正がかけられております
Text:Natsuno Aizawa
INFORMATION
新型コロナウイルスによる外出自粛で原宿の人通りが約1/10に減少
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