白と黒が織りなす無分類アート
2020年3月7日(土)まで、骨董通り沿い小原流会館の地下1階にあるhpgrp GALLERY TOKYOにて、米倉大五郎個展「more than painting, less than painting, or anything else」を開催。
米倉大五郎氏は、広島出身のアーティスト。広島市立大学芸術学研究科にて芸術学博士号を取得したのち、ポーラ美術振興財団在外研修員としてベルリン芸術大学絵画科にて研修。その後、広島はもちろん、島根、東京、ニューヨークと国内外で展示歴の実績を持つ。
米倉氏の作品は、黒と白が溶け合い、時に反復し広がりながら、流れる雲のような多様なイメージを掻き立たせる作品が特徴的だ。自動車用塗料で鏡面コーティングしたパネルの上に水性絵具を滴らせ、一筆書きの要領で擦り付けるように一気に描写を行うという制作方法で作品を生み出している。洋画や日本画、油彩画や水彩画などのカテゴリに明確に区分されない独特のアートは、絵画とは何かという問いているようでもある。
そんな米倉氏の作品を今回展開するのは、ファッションを中心にインテリア、アートなど様々な事業を手がける「H.P.FRANCE」が運営するギャラリー「hpgrp GALLERY TOKYO」。床材や天井を取り払い、白い壁で仕切られたこのギャラリーのモットーは、"「ギャラリー」の敷居は低く、「アート」の質は高く"。本展でも質の高いユニークなアートを味わえるだろう。
■概要
米倉大五郎個展
「more than painting, less than painting, or anything else」
開催期間:〜2020年3月7日(土)
開催時間:12:00〜20:00
定休日:日・月
開催場所:hpgrp GALLERY TOKYO
住所:東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1F
電話番号:03-3797-1507
>>EDITOR’S VOICE
近くのアニエスベー ギャラリー ブティックでは、鈴木ヒラク ドローイング展「Silver Marker and Some Stones」が3月15日(日)まで開催中。漆黒の紙に光を放つようにシルバーマーカーとスプレーで描かれたドローイングシリーズなど白黒のアートを巡って、アートの奥深さを研究してみては。
Text:ayaka minoda
INFORMATION
米倉大五郎個展「more than painting, less than painting, or anything else」開催
- 住所
- 東京都東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1F
- 電話
- 03-3797-1507
- 営業時間
- 12:00〜20:00
- 定休日
- 日・月