“少年時代”をテーマにベテランから新鋭まで多彩なアーティスト20名が魅せる
「エスパス ルイ・ヴィトン東京」にて、2020年2月16日(日)まで開催しているヴァージル・アブローのキュレーションによるグループ展「COMING OF AGE」展がSNSで話題!ということで、実際に訪れた街の人たちの写真を織り交ぜながらご紹介。
この投稿をInstagramで見る
表参道沿いのルイ・ヴィトンの扉をドアボーイに開けてもらい、エレベーターで7階へ。
本展は、ルイ・ヴィトン メンズ部門のアーティスティックディレクターであるヴァージル・アブロー氏がキュレーションしたグループ展。ラグジュアリーストリートブランド「OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH」を手掛けたことでも有名なアパレル業界大注目のヴァージル・アブロー氏は、ファッションデザイナーとしてだけではなく、アーティスティックディレクター、建築家、アーティスト、エンジニアと幅広く活動している。
この投稿をInstagramで見る
そんなヴァージル・アブロー氏が、国籍を問わず20名のアーティストの作品をキュレーション。ルイ・ヴィトンメンズウェアの広告でカメラマンを務めたモハメド・ブーロイサ、ライモンド・ヴァウダ、映像製作に関わったサンディ・キム、バフィック、ジュリアン・クリンスウィックスをはじめ、ヴァージルとチームを組んだメンバーも多数参加している。
日本人アーティストは、アラーキーこと写真家・現代美術家である荒木経惟氏、都市の様子の写真をメインに撮影している星玄人氏、近年国内外で目覚ましい活躍を続けている題府基之氏など、ベテランから若手まで揃っているのだ。
この投稿をInstagramで見る
早速中へ入ってみると、写真がディスプレイされた白い壁が。作品を見ながら迷路のように進んでいくと…。
この投稿をInstagramで見る
白一面の広々した空間に出て、天井高くまで写真が並ぶ圧巻の風景が迎えてくれる。この展示は、ロサンゼルス、北京、ミュンヘンに続き、東京開催を迎えた。本展では、東京のために新たに構成されたバージョンになっている。
この投稿をInstagramで見る
テーマである「COMING OF AGE」は、“成人”や“少年時代”といった意味。若者の人格形成期と楽観主義にフォーカスし、階級、社会経済、孤独、サブカルチャー、友情といった様々な視点から、多様で複雑な少年時代を切り取った作品が並ぶ。
子供らしい純粋な表情や危なげな行動、青年の友人と過ごすリラックスした表情など、少年から成人に変わるまでの不安定さ、複雑さ、魅力が詰まった展示だ。
この投稿をInstagramで見る
世界の子供たちの写真を撮影する女流写真家・ウェンディ・エヴァルトの作品は数多くディスプレイされている。被写体になった黒人の子どもたちに「もし自分が白人だったらどうする?」という投げかけをして、子ども自身に写真の上から落書きをさせているとのこと。それぞれ落書きの仕方が違い、一つ一つ考えさせられる印象深い作品だ。
作品をプリントしたものを一人一枚持って帰ることができるため、家で飾る作品を考えながら鑑賞しても楽しいだろう。
大御所から若手のアーティスト20名が、“少年時代”というテーマにそって、多様な表現を魅せる「COMING OF AGE」展。複雑な内容からクスッと笑えるような日常の作品まで幅広く揃う、見応えのあるグループ展を堪能していただきたい。
■概要
COMING OF AGE
開催期間:〜2020年2月16日(日)
開館時間:12:00 〜 20:00(エキシビション会期中のみ)
※休館日はルイ・ヴィトン 表参道店に準じます。
入場:無料
開催場所:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F
電話番号:03-5766-1094
Text:ayaka minoda