ファンタジックで詩的な大型個展!
2020年2月22日(土)~3月8日(日)まで、ラフォーレミュージアム原宿にてアートディレクター・矢後直規氏(やごなおのり)の初の個展「婆娑羅(バサラ)」を開催する。
矢後直規氏は、ラフォーレ原宿のグランバザールなどの広告を多数手がけるほか、Chara、RADWIMPS、THE YELLOW MONKEY、菅田将暉、矢野顕子など人気アーティストのCDジャケットやミュージックビデオ、MAN WITH A MISSIONのライブ演出、篠山紀信の写真集のブックデザインなど幅広く活躍する気鋭のアートディレクター・グラフィックデザイナーだ。
個展名の「婆娑羅」は“華美で過剰な風体や振る舞いを良いとする美意識”という概念。本展においては“色彩、形、素材などさまざまな異色のものが過剰にぶつかり合う”という意味が込められている。矢後は「最近のデザインは企業の問題解決にばかりに使われている印象がある。もっと文化的なメッセージになっていくようなデザインを作りたい。もっとファンタジックで、詩的で、イメージの力で喚起させるようなものがあっていいのではないか」と考えており、今の日本のデザインが機能主義的になっている現状へのアンチテーゼの意味を込めて「婆娑羅」と名付けている。
本展の構成は「古代遺跡」をテーマに、矢後が創り出した数々の作品によって未知の文明に入り込む感覚を与える空間になっている。メインビジュアルは、馬(ba)と皿(sara)を愛おしく抱えるジョッキーをモチーフとし、モデルにはポカリスウェットの広告などで知られる八木莉可子さんを起用し制作された。さらに、本展で初公開となる作品やラフスケッチ、これまでに手掛けたさまざまな作品を個展のために再構築し展示する。そして注目していただきたいのは、ラフォーレ原宿のシンボルとして、2019年2月までエントランスを守り続けた銀杏の木を素材として用いた作品だ。なんとラフォーレ原宿とともに約1年半かけて制作した作品なのだ。
写真家の篠山紀信さん、瀧本幹也さん、奥山由之さん、スタイリスト・伊藤佐智子さんなどスペシャルゲストを招いたトークイベントもあるという貴重なこの個展!これまでもトレンドを生み出してきたラフォーレ原宿へ、気鋭アートディレクターの自信作を見に出かけよう。
■概要
矢後直規展「婆娑羅」概要
開催期間:2020年2月22日(土)~3月8日(日)※会期中無休
開催時間:11:00~21:00 (入場は20:30まで)
開催場所:ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
住所:東京都渋谷区神宮前1丁目11番6号 ラフォーレ原宿6階
入場料:無料
問合先:03-3475-0411(ラフォーレ原宿代表番号)
主催・企画制作:ラフォーレ原宿
企画:グーテンベルクオーケストラ
制作:SIX
会場デザイン:村山圭
スペシャルゲストを招いたトークイベントの詳細は公式サイトにて追って公開予定
>>EDITOR’S VOICE
個展を見た後には、ラフォーレ内のトイレにも寄ってみて。B1F男女ギャラリートイレでは俳優・浅野忠信氏の作品が並ぶ「蛇口の水が止まらない」を開催中。3月31日(火)までの期間限定なのでお見逃しなく!
Text:ayaka minoda
INFORMATION
ラフォーレ原宿にて気鋭アートディレクター矢後直規の大型個展「婆娑羅」を開催!菅田将暉のCDジャケットも手掛ける注目アーティスト作品初公開
- 住所
- 東京都東京都渋谷区神宮前1丁目11番6号 ラフォーレ原宿6階
- 電話
- 03-3475-0411
- 営業時間
- 11:00~21:00 (入場は20:30まで)
- 定休日
- 会期中無休