“ROID CYCLE” curated by Crack Gallery
■会期:2018年9月20日(木)~10月6日(土)
■時間:12:00~19:00
■会場:GALLERY TARGET
個性的な4人のアーティストが、それぞれの視点で魅せる
GALLERY TARGETにて、CRACK GALLERY(カナダ)によるキュレーションの元、ジェフ・ハラデイ、ザック・デビット、ニック・アトキンス、ピーター・パキンによるグループ展「ROID CYCLE」を開催。
2017年にCRACK GALLERYで開催された「ROID CYCLE」。今回、東京で開催される「ROID CYCLE」ではシュルレアリズム、フォークアートやポップアートから影響を受けた4人の作品を同時に展示。それぞれが独自、特異な視点から制作した立体物、ドローイング、ペインティング、違うメディアムを通しても一定のボンディングを共感させてくれる。これらの作品は室内に引きこもり描き続けた一年間の結果であり、内面性、夢の光景、日常がテーマに。家やスタジオ、自分自身の心の中に棲み続け、精神的な崇高さを追求する強迫観念にとりつかれた様子が表現されている。アーティストに限らず、家やスタジオ(仕事場)は記憶や経験を自己処理出来る場所。カオスなストリート、様々な経験、ある瞬間、それら全てが反映されていく。「内」が必ずしも安全な場所ではなく「外」にも夢がありストーリーがある事を伝える展覧会となっている。
>>EDITOR’S VOICE
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・ピーター・パキン
1979年生まれ。ニューヨーク生まれ、在住。
シュプリームのデザイナーでありアーティストでもあるパキンは小さい頃から齧歯動物に興味を持ち、常にネズミをモチーフとしたペインティングやインスタレーションを制作。パキンにとってネズミは広いメタファーとアレゴリーの可能性を持つモチーフであり、言葉としても「アート」と「ラット」、謎めいたアナグラムを表現できるモチーフである。多くのドローイング、ペインティング、収集したネズミのイメージ、写真、コミック、グラフィック・デザインなどからパキンはネズミがカルチャー的に与える影響を探っている。これら調査の結果、たくさんのストーリーが出来それを「バーマン」呼んでいる。
・ザック・デビット
1972年生まれ。バンクーバー在住。
シュプリームとウィルスのデザイナーでありアーティストであるデビットのインスタレーションやドローイングは幼少期に見た70年代特有のカルチャーからインスタレーションを受けている。70年代の冷蔵庫マグネットを大きくした木製のレリーフやその頃の水族館にあった物のドローイングや彫刻を制作している。マグネットに刻まれている言葉はモチーフとともに、ユーモア、政治的メッセージ、社会的な主張、アングラなフレーズなど時に大胆でもあり愉快でもある。
・ニック・アトキンス
1973年生まれ。バンクーバー在住。
シュプリームのデザイナー、8 Ball Zinesの一員でもあるアーティスト
アトキン、スタジオベースのアートからビデオ、商業デザインまで、幅広いメディアで活躍しているが、全ての作品は同じ言語を共有している。近年、アトキンスは架空の物語「ハンジーパーティー」を制作、それを元に彫刻作品を作成している。
・ジェフ・ハラデイ
映像作家のハラデイの "zone fragments"という作品は、20年にわたるスケッチブックの中身を集結させた作品。 コミックブック、パルプ小説、アルバムカバー、フィルムポスターに触発されたこれらのスケッチブックには、無作為に塗りつぶされたページ、始まりも終わりもないもの。 順序や関連性のないものを繋げる事でフランケンシュタインのような物語を制作。 死までのハラデーの試みは常に違うものを生み出していく。
INFORMATION
Supremeグラフィッカーなども参加。グループ展「ROID CYCLE」がGALLERY TARGETにて開催。
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前 2-32-10
- 電話
- 03-3402-4575
- 営業時間
- 12:00〜19:00
- 定休日
- 日曜・祝日