原宿のGALLERY TARGETで、アーティスト高木耕一郎による個展が開催。動物を主人公とすることで、匿名性と神秘性が内包され、親近感と違和感が混在する奇妙な居心地の悪さをもたらす作品が展示される。 ”This is the secret everyone knows” by 高木耕一郎 ■会期:2018年6月14日(木) - 6月30日(土) ■時間:12:00-19:00(日・祝休廊) ※オープニングレセプションは6月14日(木) 7 - 9 pm ※アーティスト在廊いたします
奇妙な居心地の悪さの先に
6月14日(木)から、原宿のGALLERY TARGETで、アーティスト高木耕一郎による個展が開催される。 東京で生まれ、サンフランシコのアートスクールを卒業後しばらくNYを制作拠点にして帰国した高木。その作風はペインティングから刺繍までと幅広い。表現方法において一貫して言えるのは彼の作品はある種の居心地の悪さや矛盾を内包しており、モチーフに「人」がほとんど出て来ることがないことだ。 モチーフは多くの場合、動物や擬人化された動物達であり、その表情は時にかわいらしく、時に牙をこちらに向け鑑賞者を睨みつけている。そこには動物を主人公にした作品だからこその匿名性と神秘性が内包され、親近感と違和感が混在する奇妙な居心地の悪さを生む。 ”This is the Secret everyone knows”と題された本展も例外ではない。高木の作品に登場する動物たちは複数の目があったり、牙を剥いたり、アホ面だったりと、強い違和感を感じるが、その動物たちは高木にとっての神々だという。 もちろん、ここで彼が言う「神」とは象徴であり、その先にある何かを意味する記号だ。価値観は1つでなく我々1人1人にそれぞれに意見がありルールがあり思想があり、私たちにはそれぞれの神がいて真理がある。そう語る高木の作品を通して、奇妙な居心地の悪さの先に、あなたは何を見出すだろう。
INFORMATION
原宿のGALLERY TARGETで、高木耕一郎による個展が開催
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前2-32-10
- 電話
- 03-3402-4575
- 営業時間
- 6/14(木)-6/30(土)
12:00-19:00 - 定休日
- 日曜・祝日