『FRUiTS』創刊者・青木正一が語る原宿の歴史と未来「不協和音が街のファッションを変えようとしている」
(2019/04/02)
1985年、海外ストリートスナップ誌『STREET』を、96年に原宿を中心とした東京のストリートスナップ誌『FRUiTS』を、2004年にはそのメンズ版『TUNE』を創刊。彼に撮影されたい若者が集まる「青木待ち」なる現象も生まれるほど、ストリートスナップブームを盛り上げた男。奈良裕也、シトウレイ、清川あさみ、きゃりーぱみゅぱみゅ…様々な個性派ファッショニスタを撮影しながら、約20年にわたり原宿のストリートを観察し続けた彼だが、2015年から16年にかけて『FRUiTS』『TUNE』を休止。一体なぜ? そして、彼が「守りたい」と語るこの街の未来とは。青木正一の”オモハラ観”を覗いてみた。
【PROFILE】
1955年東京生まれ。プログラマーを経て独立。ヨーロッパのストリートファッションに感銘を受けて、85年、海外ストリートスナップ誌の先駆けとなる『STREET』をスタート。96年、原宿に集まる若者たちのファッションを記録した雑誌『FRUiTS』を、2004年、『FRUiTS』のメンズ版として『TUNE』を発行。15年に『TUNE』、16年に『FRUiTS』を休止。19年春、新たなストリートスナップメディア『Discord』を本格始動予定。レンズ株式会社代表。
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