Otherwise Gallery/NYの街角、あるいは南青山のアートスペースで
(2025/03/27)
骨董通り沿い、南青山5丁目。小原流会館B1Fの一角に「Otherwise Gallery」はある。ここは、H.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス株式会社)が運営する現代アートギャラリー。前身のhpgrp GALLERY TOKYOとして2007年にオープンしてから、そのスタンスは変わらない。既存の価値観に縛られず、優れた感性を持つアーティストたちの作品にスポットを当てる場だ。
飲食店で賑わうフロアを横目に、洗練され落ち着いた雰囲気を醸し出す入り口。ギャラリー内は静寂が広がり、掲げられた作品が訪れる人の感性を心地よく刺激する。ホワイトキューブを基調としながらも、高く抜かれた天井や壁の一部から躯体を覗かせ、小原流会館というロケーションが持つ特有の侘び寂びが、空間の演出に一役買っている。
さらに奥にカフェが併設されているが、その雰囲気はまったく異なる。カフェとギャラリーが絶妙なコントラストを生み出しており、そのギャップもまた面白い。隣り合った建て付けは、長年NYのアートシーンの中心とされてきたチェルシーの街角をギュッと凝縮したようだ。歴史と流行が息づく南青山という街と相性良く結びついて、都会的な魅力を放っている。アートにじっくりと向き合いたいときはギャラリーへ、リラックスしたいときはカフェへと、気分に応じて過ごし方を変えられるのも嬉しい。
骨董通りを歩く際にはぜひ立ち寄って、未知なるアートとの出会いを楽しんでみてはいかがだろう。「この場所にこんなに洗練されたギャラリーがあるなんて!」と、驚く人も多いはず。知らない人を連れて行けば、その意外性に喜んでくれるに違いない。
展示: 安藤瑠美 個展「TOKYO NUDE - boundary -」
2024年のリニューアル前「hpgrp GALLERY TOKYO」の記事をチェック
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部
飲食店で賑わうフロアを横目に、洗練され落ち着いた雰囲気を醸し出す入り口。ギャラリー内は静寂が広がり、掲げられた作品が訪れる人の感性を心地よく刺激する。ホワイトキューブを基調としながらも、高く抜かれた天井や壁の一部から躯体を覗かせ、小原流会館というロケーションが持つ特有の侘び寂びが、空間の演出に一役買っている。
さらに奥にカフェが併設されているが、その雰囲気はまったく異なる。カフェとギャラリーが絶妙なコントラストを生み出しており、そのギャップもまた面白い。隣り合った建て付けは、長年NYのアートシーンの中心とされてきたチェルシーの街角をギュッと凝縮したようだ。歴史と流行が息づく南青山という街と相性良く結びついて、都会的な魅力を放っている。アートにじっくりと向き合いたいときはギャラリーへ、リラックスしたいときはカフェへと、気分に応じて過ごし方を変えられるのも嬉しい。
骨董通りを歩く際にはぜひ立ち寄って、未知なるアートとの出会いを楽しんでみてはいかがだろう。「この場所にこんなに洗練されたギャラリーがあるなんて!」と、驚く人も多いはず。知らない人を連れて行けば、その意外性に喜んでくれるに違いない。
展示: 安藤瑠美 個展「TOKYO NUDE - boundary -」
2024年のリニューアル前「hpgrp GALLERY TOKYO」の記事をチェック
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部
INFORMATION
Otherwise Gallery(アザワイズ ギャラリー)
- 住所
- 東京都港区南青山5-7-17 小原流会館B1F
- 電話
- 03-3797-1507
- 営業時間
- 12:00-19:00
- 定休日
- 日・月・火

- オモハラリアルスタッフ
OMOHARAREAL編集室
