Gallery Blue3143/Blueの青は、自由の色
(2025/01/17)
南青山3丁目。清水湯がある静かな通りをまっすぐ進むと、洒落た住宅街と一体となったギャラリーがある。深い青のタイルが象徴的な「Gallery Blue3143」 は、イラストレーターのキクチノリユキさんが家族と暮らす自宅1F、2Fを改装して2019年にオープンした。ちなみに息子は 現代アーティスト・菊池虎十(きくちたけと) さん。アーティスト一家による住居とギャラリーが一体となったユニークな場所である。
広くはないが、もともとの形を活かした空間作りによって居心地の良さを感じる。茶室があった中庭を展示スペースとして使うこともあるそうだ。2Fは窓による“抜け”がさらに心地よさを引き立てる。壁にかけられた作品を眺めるとほっこりした気分になるのは、展示の余白や、窓から差し込む自然光が空間に良い作用をもたらしているからだろう。
作品との距離の近さ、人と場の気の良さもならではだと、取材時の展示作家WAKOさんは言う。キクチさんの人柄をインストールしたような気さくなギャラリーは、その距離感と雰囲気によって訪れる人々にフレンドリーかつ自由な印象を与えてくれる。
もともとは自分たちの作品を飾ることを目的としていたが、キクチさんが独自の目で選んだ若手作家を中心に個展やグループ展を行っている。作家やキクチさんとの会話を楽しむこともでき、アートが生まれるストーリーや、背景を聞きながら、その場で新たな視点を得られることも特徴だ。
小さくても豊かなエネルギーを感じさせるこのギャラリーは、作品が息づき、訪れる人々がそれぞれのペースでアートを楽しむ感性の箱庭。自由で温かな雰囲気の中で、心ゆくまでアートを味わってみてはいかが?
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部
展示:’taidi people WAKO Solo Exhibition
広くはないが、もともとの形を活かした空間作りによって居心地の良さを感じる。茶室があった中庭を展示スペースとして使うこともあるそうだ。2Fは窓による“抜け”がさらに心地よさを引き立てる。壁にかけられた作品を眺めるとほっこりした気分になるのは、展示の余白や、窓から差し込む自然光が空間に良い作用をもたらしているからだろう。
作品との距離の近さ、人と場の気の良さもならではだと、取材時の展示作家WAKOさんは言う。キクチさんの人柄をインストールしたような気さくなギャラリーは、その距離感と雰囲気によって訪れる人々にフレンドリーかつ自由な印象を与えてくれる。
もともとは自分たちの作品を飾ることを目的としていたが、キクチさんが独自の目で選んだ若手作家を中心に個展やグループ展を行っている。作家やキクチさんとの会話を楽しむこともでき、アートが生まれるストーリーや、背景を聞きながら、その場で新たな視点を得られることも特徴だ。
小さくても豊かなエネルギーを感じさせるこのギャラリーは、作品が息づき、訪れる人々がそれぞれのペースでアートを楽しむ感性の箱庭。自由で温かな雰囲気の中で、心ゆくまでアートを味わってみてはいかが?
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部
展示:’taidi people WAKO Solo Exhibition
INFORMATION
Gallery Blue3143
- 住所
- 東京都港区南青山3丁目14−3 1f,2f
- 電話
- 03-3405-2553
- 営業時間
- 12:00〜19:00または13:00〜20:00
※展覧会によって異なる - 定休日
- 不定休

- オモハラリアルスタッフ
OMOHARAREAL編集室