ファッションを中心にインテリア、アートなど様々な事業を手がける「H.P.FRANCE」が運営するギャラリー「hpgrp GALLERY TOKYO」。
床材や天井を取り払い、白い壁で仕切られたこのギャラリーのモットーは、"「ギャラリー」の敷居は低く、「アート」の質は高く"。月に1回のペースで展示の企画内容が変わるこのスペースでは、国籍やジャンルを問わず様々な作品が展示される。
ジャンル問わずと言っても、展示されるのは手の込んだ工程を踏んだ質の高いアート作品だけ。数学・物理学と芸術の融合という壮大なテーマで全く新しい絵画を生み出す野村康生、古典技法で遊ぶことをコンセプトに木彫作品を制作する淺野健一、直線と面で独特な世界観を表現するビジュアルアーティスト・澁谷 忠臣など多くの評価の高い作家の作品がこのギャラリーを飾ってきた。"本物"に出会えるこの場をきっかけにして、アートを好きになる人も多いはずだ。
このギャラリーは、近代いけばなの道を開いた「小原流」が東京事務所を構える小原流会館の地下1階、カジュアルな雰囲気の人気レストランと肩を並べる位置にある。無料なので誰でも入ることができ、場所柄ランチタイムや仕事帰りに立ち寄るお客さんも多い。
目的がそれでなくても、気軽にアートの一端に触れられる場所。この地下ギャラリーに立ち寄ることを通して、質の高いアート鑑賞を自らの日常の一部に組み込んでみてはどうだろう。
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