Café Kitsuné Aoyama/メゾン キツネのカフェの出発点
(2020/10/23)
表参道とみゆき通りに挟まれた路地裏に「Café Kitsuné Aoyama」はある。フランスでミュージックレーベルとして生まれ、ファッションブランドとして躍進したMaison Kitsunéだが、カフェはここ青山から始まった。
1号店は2019年に現在の場所へ移転。エントランスの小さな石庭、木の格子が組まれた天井、茶室のような化粧室。和モダンをベースにしつつ、不思議と海外のカフェのような開放感が漂っている。
その理由の一つが、フランスの名門チェアブランド「メゾン ドラッカー」とコラボした籐イスだろう。「パリのカフェといえば」というくらい、籐イスは現地でポピュラーなもの。ブランドの共同設立者でカフェも手掛ける黒木理也氏は日本生まれフランス育ちというバックグラウンドを持つが、それゆえのバランス感覚がこのカフェには詰まっている。メニューにも、ほうじ茶や抹茶など和の食材を取り入れたスイーツや直焙煎のコーヒーなど、双方の国の食に対する細やかさが感じられるのだ。
テレワークが盛んな今、居心地の良い空間に出会うとつい「仕事がはかどりそう」などと考えてしまうが、Café KitsunéではPCの使用が禁止されている。理由は、音楽を聴きながら仲間とおしゃべりしたり、本を読んだり、「カフェにいることそのもの」を楽しんでほしいから。この余裕、うっかり忘れてしまっている人も多いのでは?
日本とフランスのエッセンスが溶け合ったCafé Kitsuné。訪れればきっと、安らぎのひとときを過ごせるだろう。
Text:Natsuno Aizawa
Photo:Yuki Maeda
1号店は2019年に現在の場所へ移転。エントランスの小さな石庭、木の格子が組まれた天井、茶室のような化粧室。和モダンをベースにしつつ、不思議と海外のカフェのような開放感が漂っている。
その理由の一つが、フランスの名門チェアブランド「メゾン ドラッカー」とコラボした籐イスだろう。「パリのカフェといえば」というくらい、籐イスは現地でポピュラーなもの。ブランドの共同設立者でカフェも手掛ける黒木理也氏は日本生まれフランス育ちというバックグラウンドを持つが、それゆえのバランス感覚がこのカフェには詰まっている。メニューにも、ほうじ茶や抹茶など和の食材を取り入れたスイーツや直焙煎のコーヒーなど、双方の国の食に対する細やかさが感じられるのだ。
テレワークが盛んな今、居心地の良い空間に出会うとつい「仕事がはかどりそう」などと考えてしまうが、Café KitsunéではPCの使用が禁止されている。理由は、音楽を聴きながら仲間とおしゃべりしたり、本を読んだり、「カフェにいることそのもの」を楽しんでほしいから。この余裕、うっかり忘れてしまっている人も多いのでは?
日本とフランスのエッセンスが溶け合ったCafé Kitsuné。訪れればきっと、安らぎのひとときを過ごせるだろう。
Text:Natsuno Aizawa
Photo:Yuki Maeda
INFORMATION
Café Kitsuné Aoyama(カフェ キツネ 青山)
- 住所
- 東京都港区南青山3-15-9
- 電話
- 03-5786-4842
- 営業時間
- 10:00〜19:00
※上記に短縮営業中 - 定休日
- 不定休